路傍の花に雄大な景色を重ね、思わず涙するとか。2008/06/06

路傍の花に雄大な景色を重ね、思わず涙するとか。
通りすがりに見つけた名もなき路傍の花、
といいたいところだが、もちろん名前はある。
私が知らないだけで。
アスファルトの車道と、タイル敷きの舗道の間に、
びっしりと咲いているピンクと白の可憐な花。
 
路傍の花などと書くと自然に咲いているみたいだが、
もちろん、誰かが植えたものだろう。
花壇然としていないので、
最初はコンクリートの隙間から生えている様に見え、
思わず立ち止まってしまった。
涙はしなかったが、なかなか印象深い。
ほんの一坪ほどのスペースなのだが、
 
その様は、まるで草原を乱舞する蝶の群れのよう。
 
北米を渡る、1億匹ともいわれるオオカバマダラとはいかなくても、
今の暮らしでは本物の蝶の群れを見る機会もそうそうあるまい。この辺りで我慢しておくしかないか。
 
下の写真は、古い携帯のカメラで撮ったので、かなり画質が悪い。
いくら何メガピクセルだといわれても、
階調表現は悪い、レンズの質も低い、データ圧縮率の高さなどがあっては、
数字ほどの写真が撮れるはずもない。
やはりまともなカメラを常時携えているべきだと痛感した。
 
マウスでポインタを画像に重ねると、モノクロ画像がカラーになるのだが、
モノクロに慣れた目には、一瞬ハッとする鮮やかさがあるはず。
しばらく後には慣れて、写真としての品質のあまりの低さにこれまたハッとする仕掛けだ。
なんだそりゃ。


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