いくら眉間に皺を寄せても、くだらない事しか考えてません。2008/06/28

いくら眉間に皺を寄せても、くだらない事しか考えてません。
最近蚊がよく出るが、なかなかうまく叩けない。
それほど速い飛行速度でもないし、
空中での機動力もさほどとは思われないのに、
捉えきれないのだ。
モタモタしている内に必ず見失ってしまう。
 
捉えた、と思って思い切って叩いても空振り。
ひょっとすると、
強く叩くから良くないのかも知れない。
あの軽い躯である。
風圧で飛ばされている可能性は否定しきれない。
 
年配の方々には懐かしい、
「巨人の星」の大リーグボール3号の理論である。
力の弱い子供や女性には捉えられても、
パワーのあるプロのバッターには捉えられないというあれだ。
そっと叩いてみればどうだろう。
いや、叩くというより、蝶々を生け捕りにするようにふわっと捉えてつぶす。
 
…ダメだろうな。
 
それにしても、あの小さな躯で飛行し人間の攻撃から逃れ、人体の表面に着陸し吸血する。
もちろん子孫も残す。
生命だから当たり前とはいえ、驚異的なシステムではないか。
 
あれをロボットで再現する事を考えれば、想像を絶する精緻さである。
最近、超小型のヘリコプターのおもちゃが登場しているが、ここまで小型のものはあるまい。
しかも当然とはいえ、完全に自律しているのだ。
 
感心している場合ではない。こっちだって自律しているのだ。
そうだ、こういうのはどうだろう。追いかけるのではなく、引き込むのである。
手のひらを引いた風圧で蚊の動きをコントロールして、パニックになったところを叩きつぶす。
 
…これまたダメだろうな。
 
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モノクローム・モノローグ。

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