骨は折れなかったが、アレが折れました。2009/04/20

骨は折れなかったが、アレが折れました。
まいった。
昨日、自転車で転んでしまったのだ。
 
愛車のSTRIDAでいつも通る、
JR高架下の通行量のほとんどない道を
散髪の帰りでさっぱりした頭に風を受けながら、
気分良く帰る途中だった。
 
信号のない交差点を横切った車を見送って、
視線を残しながら渡ったところに、
車道の端に左右互い違いに設けられた、
植え込みのような障害に正面から衝突したのだ。
 
10km/h程度の速度だったと思うが、
いわば0秒で速度0になったため、
生身の体には衝撃は大きかった。
一瞬何が起こったか分からず、前につんのめり障害が目前に迫って、初めてその存在を思い出したのだ。
 
いわば逆立ちしたような状態になり、前方に放り投げられ、右肩をしたたか打った。
この自転車はバランスを崩すとウィリーにはなりやすいのだが、その逆はかなり珍しい。
あわてて起き上がり、走り始めた。
最初は障害にぶつかって転んだ恥ずかしさの方が先立ち、
とりあえずその場を離れたかったこともあって、ケガのことは分からなかったのだが、
ふと気がつくとあちこちが痛い。両肘と右膝、右肩に擦過傷が出来ていた。
 
傷自体は消毒と風呂で少ししみる程度だったものの、
右肩に打ち身、そしてよそ見をして完全に気を抜いていたために、むち打ちを起こしているようだ。
首と背骨の上の方がどうも怪しい。徐々に症状が悪くなりそうな気配である。
 
しかし、何度も通っている道なのに、なぜ障害に気がつかなかったのか全くどうかしている。
以前から、交通量を押さえるためか速度を落とさせるためか、その障害物の存在意義が分からなかった。
道路に沿って住宅が並んでいるのだが、騒音防止のためならば、そもそもJRの騒音はいいのだろうか。
 
それにしても、私の運動神経の衰えは尋常じゃない。その事の衝撃の方が大きかった。
遥か昔、競技スポーツをやっていた自信は木っ端微塵に吹っ飛んでしまった。
 
不幸中の幸いというか、自転車も故障していなかったし、
私のケガも軽く、骨も折れなかったのだが、
 
心の方が折れてしまったようだ。
 
…うまい事言いたいだけか。
 
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ノープラン、ノーコンセプトで綴る、
モノクローム・モノローグ。

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