<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<rss xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:dcterms="http://purl.org/dc/terms/" version="2.0">
  <channel>
    <title>binsei blog</title>
    <link>http://binsei.asablo.jp/blog/</link>
    <description/>
    <language>ja</language>
    <generator>mc 0.0</generator>
    <pubDate>Tue, 01 May 2012 01:56:47 +0900</pubDate>
    <item>
      <title>煮しめと吉備団子が大好物です。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/04/30/6430651</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/04/30/6430651</guid>
      <pubDate>Mon, 30 Apr 2012 23:59:40 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2012-05-01T01:56:47+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2012-05-01T00:00:26+09:00</dcterms:created>
      <description>日本三名園のひとつ、岡山後楽園に行ってきた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
前日に人と面会したついでに立ち寄ったので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
わざわざ出かけたのではないのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それでも価値が損なわれる訳ではあるまい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
有名な庭園なのでご存知の方も多いと思うが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
広大な敷地に池や花木が広がっており、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
庭園というよりは、むしろ公園の趣である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
幸い旅行期間中、天気にも恵まれ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
四月とはいえ暑いくらいの陽気だった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
東屋でゆっくりとしていると、心地よい風も吹き、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
日常の忙しなさが嘘のようである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
旭川を渡って烏城の別名もある岡山城にも足を運んだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
鉄筋コンクリート造の天守にどれほどの価値があるのか分からん。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「烏城って烏賊に似てるな」とか、くだらないことをぼんやり考えたくらいで。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
金沢の兼六園にはずいぶん以前ではあるが行ったことがあるので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これで三名園で残すは水戸の偕楽園のみとなった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
むろんスタンプラリーでもなく、コンプリートしたからといって何か貰える訳もない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「おめでとうございます！コンプリート達成です。賞品は三名園もう一周！」とか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっとも正直なところ、余程の「ついで」がなければ偕楽園に足を伸ばすことはないだろうと思われる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ところでこの数日前、新しい靴を買ったのであるが、慣らしもせずにいきなりこの旅行に履いてしまった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
不用意ではあったが、多少窮屈だったくらいで靴擦れなどはできなかったのは幸い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
靴はアウトドアブランドMERRELLの製品で、爪先が安全靴っぽいWORLD RAMBLER DARK EARTH。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いつものウォーキングシューズとは少し履き心地が違い、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
クッションがやや固いので、足首の関節や甲に負荷がかかって、平地の長歩きは少し疲れた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ただ&lt;a href="http://binsei.asablo.jp/blog/2009/09/26/4600160"target="_blank"&gt;以前にも書いた&lt;/a&gt;が、私は新品のピカピカの靴を履くのが取り敢えず嫌なので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
家族から「煮しめたような」色だと言われようが、その風合いが結構気に入っている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
その家族はといえば、帰りの岡山駅で友達三人へのお土産として、吉備団子を3つ買っていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
きっと家来にするつもりに違いない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
岡山駅前には葱坊主のような噴水の隣に、犬・猿・雉のお供を連れた桃太郎の銅像があるが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
遠くを見ようと桃太郎が目の上にかざした手に、家来になる気はさらさら無さそうな鳩がとまっていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
さあて、果して友達は犬か猿か雉か、あるいは鳩か、はたまた桃太郎か。まさか鬼じゃないだろうな。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2012/04/30/1f76cf.jpg" length="77265" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>怨霊となって蘇るほど恨みはない。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/03/25/6387110</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/03/25/6387110</guid>
      <pubDate>Sun, 25 Mar 2012 08:41:56 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2012-03-25T08:52:13+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2012-03-25T08:44:44+09:00</dcterms:created>
      <description>少し前だが、珍しく歌舞伎を観に行った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
中村吉右衛門の「俊寛」である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
懇意にしている取引先の営業の人が&#13;
&lt;br&gt;&#13;
チケットが手に入ったからと誘われたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかも前から5列目の真ん中あたりの良い席で、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
久しぶりに生の芝居を堪能した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
さすがに吉右衛門の俊寛は素晴らしく、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
最後の最後まで、まさに円熟の至芸であろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
歌六の瀬尾も芝居っ気たっぷりで楽しめた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
又五郎と歌昇の襲名披露に続いて上演された&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「船弁慶」もなかなか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
テレビなどで観れば、知盛の霊が出るまでは&#13;
&lt;br&gt;&#13;
眠くなってしまうところだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
キレのある囃子も含め、生の舞台の迫力の前では寝るどころではない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
と、まあ、楽しい観劇であった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
…あの女さえいなければ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
その女は幕が開いてからやってきて、我々の前でウロウロした挙句、私のその連れの隣に座った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
葬式帰りのような全身黒づくめで、どうやら40代のよう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
身を乗り出すようにしてすぐ芝居に集中し始めたので、熱心なファンくらいに思っていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかしどうもおかしい。「えらい！」とか「しっかりせえ！」とか妙な声をかける。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
確かに芝居の内容には沿っているのだが、歌舞伎のかけ声というのはそういうものではない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
歌舞伎は芝居というよりは、芝居っぷりを観るといってもいいのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
だからこそよく心得た観客が見せ場で「播磨屋！」などと屋号で声をかけるのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
廻りの観客も少しざわめきだして、チラチラ女の方をうかがい始めた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
我々は連れだと思われはしないかヒヤヒヤしていたのだが、どうやらかなり酔っぱらっているようで、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
変に窘めると、予想外の反応をしてヘタをすれば芝居を止めてしまう可能性もあったでのある。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
休憩時に女に話しかけられた連れは、普段の営業の経験から40代の女性の扱いに自信を持っていたようで、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その行動を制御しようとしたのか、丁寧に応対し始めたのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
たちの悪い酔っぱらいの女はますます調子に乗って、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
差別発言やこういった席には多い上流への批判など、あたりに聞こえるのも構わず言いたい放題で、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
解説のレシーバーなど邪道だと、前の席の客をハゲオヤジ呼ばわりとビール片手に暴走の限り。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
結局、前列の客たちの通報で、船弁慶の前に係員に連れ出されたのであるが、後味は悪かった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私には営業の経験はほとんどないが、若い時の飲み歩きで酔っぱらいの対応は心得ている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
変に応対して話し相手になると思われたら、とことん絡まれるのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
拍子抜けさせるようにスカして、こちらへの興味を失わせるのが一番である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
飲む席で全員がこれをやるといずれキレられるかも知れぬが、観劇とその休憩程度なら大丈夫だろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ただ暴走したからこそ途中でつまみ出される事になったので、まわりの観客同様、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
おそらく変なかけ声が聞こえていたであろう、吉右衛門や他の役者はホッとしたのではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし何が腹が立つといって、その女、連れとの会話で私と親子か？と言っていた事である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いくら普段から加齢を嘆いているといっても、年下とはいえ不惑を過ぎた男と親子とは。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっとも病院で母と夫婦に間違えられた兄ほどのショックは無いがね。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2012/03/25/1e78b8.jpg" length="94231" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>娯楽&lt;entertainment&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>高校指定のジャージはラインが無かった気がする</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/02/28/6350523</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/02/28/6350523</guid>
      <pubDate>Tue, 28 Feb 2012 13:07:44 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2012-02-28T13:21:18+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2012-02-28T13:21:18+09:00</dcterms:created>
      <description>ひと月ほど前から左脚が痛む。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
脚の外側、腰から足先にかけて、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
明確に一本の線を引いたように痛いのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
天然ジャージラインとでも言うべきであろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
一本線なので学校指定ではないと思われる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ネットで調べた自己診断では&#13;
&lt;br&gt;&#13;
座骨神経痛じゃないかとにらんだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
適当に「座骨神経2」などと&#13;
&lt;br&gt;&#13;
メールなどでは軽口を叩いていたのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
さすがに痛みが引かず、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
足先も若干痺れてきており&#13;
&lt;br&gt;&#13;
日常生活にも支障をきたしてきたので&#13;
&lt;br&gt;&#13;
やむなく病院へ行くことにした。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
なにしろ座っている時もじわじわ痛み、脚というか腰を急激に曲げ伸ばしすると激痛が走るのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
長時間の座っての仕事、運動不足など不利な状況ではあるのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
こんなジジ臭い症状が出るとは思わなかった。老化はここでの自虐ネタだけでは済まなかったようだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
以前、&lt;a href="http://binsei.asablo.jp/blog/2009/07/16/4437815"target="_blank"&gt;首を痛めた時に記事にした&lt;/a&gt;ことがある近所の診療所へ行った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
今回は能の役者のようにしずしずとは歩かなくて良いのが救いである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
医師に対面して症状を説明するなり、「ああ、座骨神経痛ですね」と一言。やっぱり。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
念のためレントゲンを撮ってみるが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
レントゲン程度では骨や軟骨・椎間板などと神経の位置関係は正確につかめず、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
やはりMRIによらなければ詳細な診断はつかないとの事。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
とりあえず痛み止めと湿布役をもらって帰ることにした。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
早速試してみると気の所為か痛みはかなり改善したのだが、当然ながら根本治療にはなっていない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そもそも根本治療が可能なのかどうかも判らぬ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし少し不思議なことがある。10年ほど前からあった腰痛がこのところあまり起きないのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
MRIでの診断を待たなければはっきりとは言えぬが、どうも今まで腰の神経を刺激していた椎間板や骨が、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
何らかの原因で位置を変えて、今度は座骨神経を刺激し始めたのではないだろうか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
とすれば更に位置関係が変わり、今度は別の神経を刺激して、もっと重篤な症状を引き起こすかも知れぬ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あるいは逆に何の神経も刺激せず，若かりし日々の快適な生活に戻れる可能性も。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私は楽観主義者なので、妄想するなら後者を迷いなく選びますけどね。ヒャッハー&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2012/02/28/1ddfd1.jpg" length="87644" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>健康&lt;health&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>失笑を巻き起こす道化ならお手の物。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/01/31/6314046</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2012/01/31/6314046</guid>
      <pubDate>Tue, 31 Jan 2012 19:43:39 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2012-01-31T19:55:48+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2012-01-31T19:55:48+09:00</dcterms:created>
      <description>今年はブログの更新頻度を上げようと考えていたのに&#13;
&lt;br&gt;&#13;
この体たらくである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっとも、更新しようにも年明け早々とにかく忙しく、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
仮眠、仮眠の連続で、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
まともにベッドで寝た日の方が少ないくらいであった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
それもやっと一段落したので、平日ではあったが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
以前無料チケットを入手していたサーカスに、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
せっかくなので家族で行ってきた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
市内にこれほどの空き地があったのかと思った広場に、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
臨時の駐車場とサーカステントが設けられており、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
遠目から否が応でも期待を抱かせる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
開場を待つ列に並んでいると、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
入場整理の人の日本語がかなり怪しい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
運営会社はともかく、スタッフやパフォーマーの団員は中国などの外国人が殆どかもしれない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
アクロバティックな演技や、大車輪、バイクパフォーマンス、空中ブランコに道化…。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
このサーカス団のレベルがどの程度か、観覧機会の少ない私にはよくわからないが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
休憩をはさんで2時間弱ほどの間、テントの中の非日常空間をまずまず楽しめた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
シルク・ドゥ・ソレイユのような大規模のところはともかく、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
このくらいのサーカス団だと、どことなく哀愁があって懐かしい気持ちになる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
実際には出し物に新旧の違いはあるのだろうが、新鮮な驚きよりも郷愁を呼び起こすのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そしてその非日常感は、遠い遠い華やかなものというよりは、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
裏町の秘密の場所で、夜な夜な繰り広げられているに違いないと思わせる妖しさがある。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
子供の頃に見たチンドン屋や、見世物小屋に通じる、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「すぐ隣にある異世界」とでもいうべき、独特の雰囲気をもっているのではないだろうか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
夜であれば、テントを出ると黒猫に導かれて不思議の国に迷い込んでしまうかもしれない、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そんなおとぎ話を信じたくなる時間でもあった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
と、まあ、タダ券で行っただけのイベントに、もっともらしい事を書いているが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
実際は熱々のたこ焼きをハフハフ頬張りながら、能天気に眺めていたのは、家族しか知らないはず。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2012/01/31/1d4c57.jpg" length="63370" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>娯楽&lt;entertainment&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>平凡と非凡の狭間で惑う裁判官。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/12/30/6269250</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/12/30/6269250</guid>
      <pubDate>Fri, 30 Dec 2011 08:38:08 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-12-30T08:50:30+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-12-30T08:39:21+09:00</dcterms:created>
      <description>先日、&lt;a href="http://www.ted.com/"target="_blank"&gt;TED&lt;/a&gt;でのスピーチでも有名な&#13;
&lt;br&gt;&#13;
&lt;a href="http://sivers.org/obvious"target="_blank"&gt;デレク・シヴァーズの文章&lt;/a&gt;を目にする機会があった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「あなたには当たり前の事が他人には驚くべき事だ」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
と題された文章である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
あるクリエイターが革新的で素晴らしいものを作る。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その考え方は思いもよらないもので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
誰しも自分の考え方は普通でありふれている、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それだけの創造力が無いんだろう、と思いがちだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし、ある時に他人から驚きとともに言われる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「そんな考え、どうやって思いついたんだ？」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
また、ある売れっ子ミュージシャンは、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
一番のヒット曲は発売するまで&#13;
&lt;br&gt;&#13;
録音する価値も無いと思っていたらしい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
みんな自分の考えはありふれたものだと思っているのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
つまり、自分の発想は自分にとっては当たり前のことで、何も特別な事は無いのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
他人にとっては、全く違う個性・世界観から発想されたものなので、斬新で新鮮なのであろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
そういえば、とりたてて凄いとも思わなかった仕事を、クライアントから絶賛された事があった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
神の仕事のごとく言われたので、狐につままれたような気持ちになったのであるが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
我々は自分自身の創作物に対しては、一番腕の悪い裁判官だと彼が指摘した通りなのかもしれない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
だからこそ、創作物は広く公開して他者の評価を受けるべきであると。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
実はもう10年も前から構想だけはある、いくつかのアイデアがある。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
日常の忙しさにかまけていただけでなく、上記のような自分自身の評価ゆえの疑念もあって&#13;
&lt;br&gt;&#13;
プロットからひとつも進んでいないプロジェクトを、少しずつ具体的なものにしてみようと思う。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
いずれにしても長い時間がかかるし、また公開するまで本当に非凡なものかどうかは判らないが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
生きているうちに全ての能力を吐き出さなければ、後悔する事は間違いない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
公開しなければ後悔するという、ベタすぎるオチではいくらなんでもあんまりだな。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
誰が見ても非凡なものが何一つ無い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
デレク、どうやらあんたの買いかぶりだったようだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
今年の更新はこれが最後である。社会的には激動の一年、私には生涯最速で過ぎた一年であった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ろくに更新出来なかったが、来年はもう少し頑張ろうか、いや頑張ります。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
皆様よいお年を。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/12/30/1c97d0.jpg" length="55670" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>仕事&lt;work&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>10000ボルトの人間発電機か、仏様か。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/12/22/6255898</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/12/22/6255898</guid>
      <pubDate>Thu, 22 Dec 2011 17:31:43 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-12-22T18:06:35+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-12-22T17:59:30+09:00</dcterms:created>
      <description>冬である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
当たり前だが寒いのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
寒いのは仕方ないとしても、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
静電気は何とかならんか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
若い時はそうでもなかったが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
この数年やたら我が身が静電気を発する。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
服を脱ぐ度にパチパチと放電、さながら人間発電機。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
暗闇で電光が走る。ま、そこはちょっとカッコいい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
服の素材の組み合わせでも起きやすいと聞く。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
化繊のフリース、綿のシャツ、ヒートテック的な肌着、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そして本体。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
この中の組み合わせのどれかが怪しいという事になる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
服を一枚脱ぐ度に「わ～パチパチ君だ～」と家族が逃げ回る始末だ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
空気の乾燥や服の素材の問題だけでなく、肌が乾燥していることも大きく影響していると思われる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その所為か今年も異様に皮膚が痒く、掻き過ぎたために腕の一部が荒れてザリザリになっているのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
おかげでそれも加えられて「ザリパチ君だ～」に変えられてしまった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
それどころか、すっかり冬支度となった我が頭髪をちらりと見やりながら、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「ズルザリパチ君だ～」と、もう訳が分からん状態になってきた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
確かにこのところ加齢のせいか、肌の乾燥具合は相当ひどい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
10年前までは吸い付くような肌と言われていたのが嘘のようである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
皮脂の分泌が極端に減った為に肌の表面の水分の蒸発が止まらず、加速度的に乾燥していくのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
それにしても、この乾燥の仕方は加齢の事を差し引いても尋常でない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
生きながらミイラになっているのではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
もはや即身仏と言っていいだろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
もちろん徳も何も積んでいない、少しもありがたくない仏様なのであるが。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
家族が「ズルザリパチ君だ～」とか言って、キャーキャー逃げ回っているうちはまだマシかもしれない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私に向かって「南無南無」拝み始めたらおしまいである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ところで静電気と言えば、誰しもドアノブでの感電の経験があるはずだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私など一旦ドアノブを勢いよく叩いて、その痛みで誤摩化す本末転倒な解決方法をとったりしている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「歯の痛みを忘れる為に目を針で刺す」漫才ネタの様な事をやっている限り、即身仏まではまだまだ遠い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/12/22/1c6f3d.jpg" length="85555" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>生活&lt;life&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>黴に埋もれていた、超一流と三流の越えられぬ壁。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/11/29/6223849</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/11/29/6223849</guid>
      <pubDate>Tue, 29 Nov 2011 21:36:28 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2012-02-29T13:07:39+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-11-29T21:40:20+09:00</dcterms:created>
      <description>閑静な高級住宅街を静かに走る一台のベンツ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「今日は楽しかったわ。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
と助手席の女が話しかけた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
何処かのお嬢様らしいノーブルな美人で、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
シックな一流のファッションともあいまって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
かなりの上流の出身を窺わせる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
運転席の若い男は前を見据えながら、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「ビッグバンドのジャズもいいよね。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　オペラとどちらにしようか迷ったんだけど。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
端正な顔立ちの美男だが何処か世慣れた感じもみえる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「あら、それなら私、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　ジャズよりオペラの方が良かったかな。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
男は意外そうに横目で女を見やりながら&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「でも君のお父様はジャズ好きで有名じゃない？&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　同じ財閥の人達にも好きな人多いって聞くよ。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「え？あ、ああ、父は父よ。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
女が少し慌てて言ったあと、やや気まずい沈黙が流れた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「すっかり暗くなったね。今日は君の家まで送るよ」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
女はギクリとしたように、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「い、いえ、いつものように近くで降ろしてくれればいいわ」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「いや、今日は送らせてよ。高級住宅街といっても夜は危ないよ。できればご両親にもごあいさつを…」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
女は急に狼狽えだした。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「だめ、だめ。…まだ…そんな関係じゃないし…。ああ、そこで停めてちょうだい。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「ええ？こんなところで？」車を停めさせたところは家並みから離れた公園の前だった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
女はしばらく俯いてなにか逡巡しているようだったが、意を決したように若い男の方に向き直り、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「私、本当はお金持ちのお嬢様なんかじゃないのよ。家はもっと下町の普通のマンション。あなたに嫌われたくなくて嘘をついてたの。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「…何だって？」男の表情が一変した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「嘘をついていたのはごめんなさい。でも家の事なんか関係ないわよね。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「降りろ。」しばらく無言でいたが、男は冷たく言い放った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「……。」女は男の冷酷な口調に激しく動揺していた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「降りろ！ふざけるな！金持ちだからわがままの相手をしてやったきたんだ。貧乏人の娘なんかいらないんだよ、金輪際俺の前に顔を出すな！」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「ごめんなさい、ごめんなさい。お願いだから捨てないで、あなたのことが好きなのよ。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
女は泣きじゃくっていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「降りろ！」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
若い男は強引に女を車から降ろし、乱暴にタイヤを軋ませながら発進していった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
女が呆然と立ち尽くしていると、待っていたかのように後ろから大型の黒塗りの車が近づいてきた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「お嬢様。」と車から降りてきた細身の紳士が話しかける。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「やはりお父様のおっしゃった通り、一芝居うって確かめた甲斐がございましたでしょう。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
さらに慇懃な様子で続ける。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「所詮あの程度の男だったのです。さ、お屋敷にお戻りくださいませ、お母様がお待ちです。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
更に山の手の邸宅に戻る車の中で、女はもう泣いていなかった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
若い男はしばらくベンツを走らせた後、住宅街のはずれの駐車場に停めた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
程なくすると、今度は恰幅のいい紳士が乗り込んできた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
男が苦笑いしながら饒舌に喋りだす。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「最後までなかなかの名演技だったでしょう？しかし今までお嬢様の相手は大変でしたよ。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そう言うと端正な顔立ちを下品に崩しながら、更にあれこれ苦心した話を始めた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
紳士はしばらく男の話を聞いていたが、深くため息をついて、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「長い間ご苦労だったな。だがこうやって娘に悪い虫がつかんよう教育する親の身にもなってほしいね。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そう言った後、車を降りながら男に声をかけた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「そうそう、報酬は君の口座に振り込んでおいたからね。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
&lt;img src="http://www.binsei.com/blog/border_004.png" alt="" width="204" height="5" border="0" /&gt;&lt;img src="http://www.binsei.com/blog/border_004.png" alt="" width="204" height="5" border="0" /&gt;&lt;img src="http://www.binsei.com/blog/border_004.png" alt="" width="204" height="5" border="0" /&gt;&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
さて、突然何の話を始めたのかと思われただろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これは遥か昔、私が今の仕事を始めてまもない頃に「お嬢様の嘘」というタイトルで書いた、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
何らかの紙媒体に掲載されたものとしては唯一のショートショートである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
当時ひょんな事から、月刊4ページのミニコミ新聞のデザインと編集までをやらされていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ところがある号で1面の記事に穴があいてしまい、私が文章を書いて埋めなければならなくなったのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
締切が迫っており、しかたなく近所の終夜営業していたミスタードーナッツにこもって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
夜中2～3時間ほどかけて上記の作品を書いた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
当時お嬢様ブームなるものがあり、4月号ということでエイプリルフールにかけてこのタイトルにしたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
突っ込みどころは多いと思うが、なにしろ僅かな時間でプロットから推敲までやっているので仕方がない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その後挿絵も描かねばならず、私にはこれが限界であった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ひとつ気になるのは、中高生の頃に星新一の作品は殆ど読んでいたので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
剽窃は行なっていないが、もしかすると知らず知らず何れかと似た作品になったかもしれない事だ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
むろん超一流と三流の壁はどうしようもない。それでも当時は穴埋めとしては上出来と自賛していたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
先日この文章を発掘したので、古くてカビ臭いとは思ったが、せっかくだからここに記録として掲載した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
べ、別にネタが無くて困っていたところを、これ幸いと載せた訳じゃありませんからね！&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/11/29/1bfbff.jpg" length="72673" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>仕事&lt;work&gt;</dc:subject>
      <dc:subject>回想&lt;memory&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>Steve, requiescat in pace.</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/10/06/6136630</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/10/06/6136630</guid>
      <pubDate>Thu, 06 Oct 2011 23:01:38 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-10-06T23:02:00+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-10-06T23:02:00+09:00</dcterms:created>
      <description>スティーブ・ジョブズが亡くなった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
享年56歳。早すぎる死である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
彼の人柄や、偉大な業績については、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
すでにあちこちであらゆる立場の人が書いているので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ここででは多くを語らないことにする。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
Apple製品との付き合いはMac導入後からなので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もう20年近くなるだろうか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
最初のMacはまだPowerPCでさえ無い、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
メモリ40MB、HDD500MBと言う非力な、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
今から思えば、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
よくそれで仕事できたなというマシンだった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それを遥かに凌駕するマシンが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
今ではポケットに入るのだから隔世の感である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
あれから増えた、いくつものApple製品のリンゴマークを見つけては、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
子どもが「あのリンゴは誰がかじったの？このリンゴは？」などと言っていたことを思い出した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
Apple＝Steveとされる男が去って、これからの世界最大の企業が果してどうなるか、興味深い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
「毎日を人生最後の日だと思って、素晴らしいと信じた仕事をすれば、誰でもひとかどの人物になれる。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
という言葉を17歳から信じて、ジョブズはその通りに生き、ひとかどのどころか伝説的な英雄になった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
アップル公式サイトのトップページに掲げられた彼の有名な画像は、ファイル名が「t_hero」である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ジョブズの写真を見る度に、家族は私に雰囲気が似ているという。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あんなイケメンではなく、それほど似てるとは思わないが、年を重ねると似てくるのかもしれぬ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
彼のようには生きられなかったし、またこれからも全く違う生き方になるだろうが、思うところはある。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
どうも人生を無駄に過ごしてきたような気がしてならない。謙遜でなく馬齢を重ねてきたのではないかと。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
若い時に思い描いていた目標の自分に近づいているのか、あの頃望んでいた未来に立っているのか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ここ数年、ずっとそのあたりのことを考えていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
食うための仕事、儲かるための仕事に追われて、本当にやりたいことをやって来なかったのではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
彼の言葉を借りれば、まさに、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。」&#13;
&lt;br&gt;&#13;
人間，人生の折り返しを過ぎるとそんな事を思うものらしい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
自分が何も成し遂げてない、何かやり残したことがあるような気がして、激しい焦燥感に駆られるのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
そして今も焦燥感に駆られている。早く、早くオチを思いつかなければ…。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
いや、今夜はやめておこう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
スティーブン・ポール・ジョブズ。心よりご冥福をお祈りいたします。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/10/06/1ac4e6.jpg" length="62537" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>時事&lt;current events&gt;</dc:subject>
      <dc:subject>回想&lt;memory&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>図鑑が好きな家族ってどうですか？</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/09/30/6119508</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/09/30/6119508</guid>
      <pubDate>Fri, 30 Sep 2011 18:02:09 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-09-30T18:34:26+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-09-30T18:18:56+09:00</dcterms:created>
      <description>先日、店内にブランコがある風変わりな店に行った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ビルの地下にあるその店に降りる階段に、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
干涸びた十数匹のミミズが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
折れ曲がって錆びた釘のごとく散らばっていたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
閉鎖された階段ではなくオープンな形になっているが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あたりに広い土の空間も見当たらず、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ミミズの発生源が分からない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ここはひとつ例によって謎解きの考察を…&#13;
&lt;br&gt;&#13;
と思ったが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
前回あまりの内容の無さに、読んだ家族から&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「私の1分間を返せ」と言われたのを思い出した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ま、それが狙いだったのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あんまりなので今回はもう少しまともな話にする。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
件の店は、ほのかにカレーやらタンドリーチキンやらの匂いが漂っていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それほど広くはないが、いわゆる自然派カフェ、自然派レストランといったところか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
太い梁や板張りの壁や床、いくつかのブロックの仕切りと兼用になっている木製の本棚、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
またそこに並べられている本や絵本も、自然を意識したものが揃っていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
テーブルの上にはご丁寧に籠に盛った松ぼっくりという、まあ、子ども連れも狙ったそちら系の店である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ブランコは3人掛けくらいのベンチタイプで、天井近くの太い梁からぶら下がっている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
座面の四隅が四本の太いロープで繋がっているので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
少し揺らすのが精一杯で大きく漕ぐのはさすがに無理。もちろんできたとしても大迷惑なだけだが。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
本棚には「日本どんぐり大図鑑」なるものがあった。カラー150ページ以上の大型本である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
価格もそれなりにするこんなマニアックな本を、一体どれだけの人間が買うのだろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私が心配することではないが、はたして出版費用を回収することができるのか謎だ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
学校や図書館以外の個人の需要が疑問視される、こういった図鑑を時々見かけるが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
何年もかけて売るのか、あるいは何処かの団体から資金が出てるのか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっとも、私も嫌いじゃないし一緒に行った図鑑好きの私の家族は妙に食いついてはいたが。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ここまで書いて気がついた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あのミミズは自然派を意識したこの店の演出なのではなかったか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
つまり毎朝、店主がどこからか調達してきたミミズを階段にバラまいているという訳だ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
無機質なビルの階段では味気なかろうと、店に足を踏み入れる前からの演出である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そういえば近くに釣りエサのミミズを売ってそうな釣具店があったような…&#13;
&lt;br&gt;&#13;
土を少し掘ればいっぱいミミズのいそうな神社が近所にあったような…。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
う～む、今回も時間泥棒の誹りは免れんだろうな。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/09/30/1aa214.jpg" length="48846" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>真夏の昼のミステリーと暑さにヤられた妄想と。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/08/20/6060177</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/08/20/6060177</guid>
      <pubDate>Sat, 20 Aug 2011 17:26:50 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-08-20T17:39:57+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-08-20T17:39:57+09:00</dcterms:created>
      <description>前にも書いたが、JR高架脇の道を自転車でよく通る。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
特に夏場などは高架がちょうど良い日よけになって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
かなり快適に走れるのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
高架下はほとんど駐車場になっているのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その中に高いフェンスが張り巡らされた一画がある。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
そこは内側にぐるりとコンテナが配置されていて、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
真ん中が10m四方ほどの空きスペースになっている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
先日このスペースの真ん中に靴が落ちていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
黒いスニーカー様の割と新しい靴が、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
片方だけポツンと放置されているのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
頻繁に人が出入りする場所ではなさそうで、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
何日もそのまま、あるいは未だにあるかもしれない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
さて、ここから何故この靴が片方だけここに放置されるに至ったかを推理してみよう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
まず思いつくのは、フェンスの外で靴を放り投げて天気占いをしてたのが、過って中に入れてしまった説。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
だが靴は充分にサイズが大きく、天気占いをやりそうな子供のものとは思われない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もちろん大の大人がやらないとは限らないが、可能性は低いだろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
では、誰かががいじめられて靴を投げ入れられた、というのはどうか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これも上記と同じく、年を下に見積もっても高校生くらいで、いじめ方として用いそうもない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
あそこの歩道には、散歩の犬の糞を処理せずに放置する輩が多い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その犬の糞を踏んだヤツがいて、そのあまりに臭さに泣く泣く靴を遺棄せざるを得なかったと。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
あの靴は囮で、スニーカーのコレクターが拾おうとすると網にかかる捕獲器というのはどうだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
捕まえた後どうするかは知らん。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
高いフェンスがどうも怪しい。ズラリと並んだコンテナは何処かへの秘密の出入り口になっているとか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
JRに乗る庶民を横目に、偉いさんとその家族はあれを使って各地に一瞬で移動できるに違いない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
あるいはJRの高圧線と何やら磁力線の相互作用で人間消失が起こったのでは。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もしかするとUFOにさらわれたか…。実はあの場所でターミネーターがだな…&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
と、ここまで挫折せずに読んだあなた、「このBなんとかってヤツは相当なヒマ人だな」と思ったでしょう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その通り！&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし最後まで読んだあなたもなかなかのヒマ人ですぞ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/08/20/19badb.jpg" length="65167" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>考察&lt;consideration&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>羊に食べられてしまったに違いない。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/07/30/5995467</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/07/30/5995467</guid>
      <pubDate>Sat, 30 Jul 2011 19:59:12 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-07-30T20:00:20+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-07-30T20:00:20+09:00</dcterms:created>
      <description>長らくバオバブの成育について書いてなかったが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
実は残念なことになっていたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
この木は落葉樹で、冬には葉が全て落ちてしまう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それでも毎年春から初夏にかけて葉が繁り始めるので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
油断していたのが間違いのもとであった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
2本とも初夏を迎える時になっても&#13;
&lt;br&gt;&#13;
枯れ木のままなのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
実際1本は完全に枯れてしまって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
根元から腐るように倒れてしまった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ところが、両方とも完全に諦めていたところ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これまで成育では遅れを取っていた方が、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
突如復活して芽吹いてきたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
こうなると我が家の最上階で強い日差しを浴びて瞬く間に葉が茂ってきた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
やれやれ一安心。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
たった1本となったしまったものの、これは一種の縁起物としての意味も持たせて植えたので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
とりあえず枯れずに残ったのは良かった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
画像は今は亡きロゴマークを身に付け枝に引っかかった日航機とともに撮影したものである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
&lt;a href="http://binsei.asablo.jp/blog/2009/08/30/4549502"target="_blank"&gt;いつぞやの画像&lt;/a&gt;と比べると変遷や成長がお分かりかと思う。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
以前にも書いたが、やはり越冬がこの木の成育の正否を握っている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
アフリカの大地であれば、それほど問題ではないのだろうが、温暖化が進んだとはいえここは日本。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
僅かな気の弛みが命取りになることを痛感した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
それにしても、やはり私は園芸には向いてないのであろうか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いつかは家庭菜園などやろうと思っていたのだが、無謀な計画なのかもしれぬ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
バオバブの実でジュースなど夢のまた夢か。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
いやいや、ここで諦めてはジュースどころかまた枯らしてしまいそうだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ガンバレ、バオバブ。ガンバレ、私の家族。…え？&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
&lt;height="298" width="658" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&#13;
&lt;script language="JavaScript"&gt;&#13;
&lt;!--&#13;
function changeImages(inputData) {&#13;
if ( inputData=='0' ) { document.sample.src = 'http://www.binsei.com/blog/article/article_11_07/article_image_110730001c.jpg' ; }&#13;
if ( inputData=='1' ) { document.sample.src = 'http://www.binsei.com/blog/article/article_11_07/article_image_110730001k.jpg' ; }&#13;
}&#13;
--&gt;&#13;
&lt;/script&gt;&#13;
&#13;
&lt;a href="javascript:void(0)" onMouseOver="changeImages('0')" onMouseOut="changeImages('1')"&gt;&#13;
&lt;img src="http://www.binsei.com/blog/article/article_11_07/article_image_110730001k.jpg" width="658" height="298" border="0" name="sample"&gt;&lt;/a&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/07/30/19422f.jpg" length="70993" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>七羽の子か七歳の子か、あるいは七人のアレか。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/06/25/5928468</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/06/25/5928468</guid>
      <pubDate>Sat, 25 Jun 2011 18:42:21 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-06-25T18:44:02+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-06-25T18:44:02+09:00</dcterms:created>
      <description>どういう訳かこのところ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
急激に近所にカラスが増えてきたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
窓からざっと見渡しても&#13;
&lt;br&gt;&#13;
家の周囲に20羽以上いることはざらである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
私でなくとも往年のサイコサスペンス映画、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ヒッチコックの「鳥」を連想してしまうだろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
以前はこんな事はなかった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
見かけてもせいぜい1羽2羽である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
よく都会ではカラスが増えて云々とか聞くが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
他所の話で実感が湧かなかったのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
むろん、鳩や雀が何十羽いても&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それほど気にしないのだろうが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
カラスとなると悪いが話は別である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
鳥の種類によって差別するつもりはなくとも、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
近々ご近所に不幸でもあるのだろうか、などと、悪魔の使いのごとく何の根拠も無く考えてしまう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
先日、家のそばで自治体指定の黄色いゴミ袋をカラスが漁ってるところを見かけた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
どうやら、カラスの目にはよく見えないとされた黄色いゴミ袋を識別できるようになったようだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
都会暮らしのカラスの能力の進化は凄まじいものがあるらしいので、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
食料事情が変わったための大発生だと思われる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
とすれば、もはや新しい能力を身につけた彼らがこの町を去るとは考えにくく、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これから先、ずっと彼らとつき合わなければならないようである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
もともと恐竜の末裔との説も有力な彼らの潜在能力の高さからすれば、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いったいどこまでの知能・能力を獲得するか、恐ろしいばかりだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いくら獲得形質は遺伝しないとはいえ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
田舎の柿の木の枝の上でのんびり鳴いている個体と同一種とは思えぬ程の活動を見せる彼らは、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
やはり個体進化しているとしか思えないではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
それにしても、夜中にまで窓の近くで野卑た声でグァーグァーと鳴かれると、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
なんだか、ならず者に取り囲まれて風前の灯となった、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
戦国時代の、あるいは西部劇の小さな町の住人の気分である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
人の顔も識別し覚えるらしいので、ヘタに敵にまわすと家族が襲われかねない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
どうか、せめて夜だけでも可愛い七つの子がある山に帰ってくれるよう、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
夜中のあの鳴き声は隣の奥さんのイビキでありますよう、祈らずにはいられない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/06/25/188647.jpg" length="66580" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>我が鳴き竜よ、深く静かに眠れ。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/05/25/5880342</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/05/25/5880342</guid>
      <pubDate>Wed, 25 May 2011 22:40:37 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-05-25T22:46:32+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-05-25T22:41:36+09:00</dcterms:created>
      <description>火の用心に熱心なこの町内も、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
高齢化の波には勝てなかったようだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
先日回って来た回覧板によると、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
今後、火の用心の夜回りは廃止することになった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
どうやら町内の高齢化によって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
各家庭に負担がかかり過ぎ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これ以上維持できなくなったらしい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
確かにこの町内の平均年齢の高さは群を抜いている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
運動会は町内会対抗で行われているのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
昨年も一昨年もその事を痛感した。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
なにしろ私がむしろ若手に入るくらいだから&#13;
&lt;br&gt;&#13;
後は推して知るべしなのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
50日くらいに一度は我が家にも夜回りの順番が回って来ていた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
行われている間は、「またか」「回って来るの早くね？」「面倒くさいなあ」くらいに思っていたのが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
いざ廃止となってしまうと、寂しいと感じてしまうのだから勝手なものだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
というのも、夜回りルートの途中に小学校の校舎と住宅に挟まれた道があって、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ここで、いわゆる「&lt;a href="http://www.youtube.com/watch?v=R0xQMD-f4po"target="_blank"&gt;鳴き竜&lt;/a&gt;」が聴けたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
日光東照宮の薬師堂などで聴くことができる鳴き竜は、フラッター・エコー現象の代表的な例である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっとも、我が町内の竜は日光の鈴鳴きと称されるような上品な竜ではない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
飼いならされていない、いわば「野良竜」のような鳴き声である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
火の用心の拍子木を、その僅か数メートルの範囲で打つと、ビリビリとした鳴き声が響き渡る。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あの音が聴けないとなると俄然寂しくなってきたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
いっそ個人的にボランティアで火の用心の夜回りを続けてみようかなどと考えてみた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
おお、そうすれば毎晩あの音が聴けるではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし近所の人間にとっては今まで耳障りなだけだったのやも知れず、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
廃止になった筈なのに、誰だ！竜を起こした奴は！となりかねない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
火の用心の夜回りという善行なのだから良いではないかとは言えまい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
前回、善は微に入り細にわたって行わねばならないと書いたばかりではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかも私の場合は善行はただの隠れ蓑で、鳴き竜が聴きたいというのが本音なのだから質が悪い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
やはり我が野良鳴き竜には深く静かに眠ってもらおう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
最近やたら家族に勧められる私のアンチエイジングが成功して、町内の若返りに貢献する日まで。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/05/25/17d93d.jpg" length="47925" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>日常の中に憤りもショックも潜んでいる。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/05/22/5876331</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/05/22/5876331</guid>
      <pubDate>Sun, 22 May 2011 23:56:55 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-05-23T00:01:40+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-05-22T23:58:34+09:00</dcterms:created>
      <description>先日珍しくバスに乗った。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
繁華街と住宅街を結ぶバスで、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
休日とあって、あいにくかなり混んでいた。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
我々と同じ停留所から、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
赤ちゃんを抱いた母親が二人乗り込んだのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
なんと満席の誰も席を譲らないのである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
前の優先席に優雅に座っていた、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
小綺麗にした若い女性の二人連れも、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
目の前に立った母親に席を譲るどころか、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
赤ちゃんににっこり微笑みかけ、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
「かわいい」とか言いながら、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
自分は優しい女オーラを放っていたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
「ンはことはどうでもいい！席を譲れ！このボケェ！」と心の中で叫んだのは言うまでもない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その隣に座っていた、小学生低学年の男の子とその母親らしき女性も何くわぬ顔である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
子供の方はぼーっとして気がまわらないこともあるだろうが、母親は母親の気持ちがわかるだろうに。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
電車ならまだしも、バスの中で子供を抱いたまま立つほど危険なことはない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
震災以降、例のACのCMで数えきれぬほど啓蒙されていながらこれである。とにかくガッカリしたのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっともあのACの啓蒙広告もあまりよい出来とは言えない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
あれでは席を譲るのは、逆に相当な勇気がいると言っているような印象を与えるからである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかしここで、私から「席を譲ってあげてください」というのも考えものだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
譲らなければ場が険悪な空気になり、譲ったら譲ったで母親も気まずかろう。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
むろん場の空気なんぞよりも安全の方が大事だとは思うが、結局そのまま我々は目的地で降りてしまった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
最近、故 河合隼雄の文章を目にする機会があった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ウィリアム・ブレイクの言葉を引用した「善は微に入り細にわたって行わねばならない」と題された文だ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
自分が善行だと思って行った行動が、結果的に悪い結果を齎すこともあり得るということを想定して、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
独りよがりにならぬよう、細心の注意をもって善は行わなければならないという趣旨だった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
だが乳児を抱いた母親にバスの席を譲ることなど、善行というほどのことではない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
挨拶程度に気軽にできるようなことのはずだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
震災に関連して日本人の振る舞いが世界中で賞賛されたりしているが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
本当に賞賛されるような行いを我々は行っているのだろうか、と思ってしまった一件である。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
ところが、そんなもっとらしい事を言って油断していると、母親でなく私の方が席を譲られかねないのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
昨日も幼稚園児にお爺ちゃん呼ばわりされたショックを隠しつつ、爺さんに成り済ましたばかりだからな。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/05/22/17c91f.jpg" length="85874" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>雑記&lt;memo&gt;</dc:subject>
    </item>
    <item>
      <title>睡眠不足で朦朧とした意識から漏れ出たような。</title>
      <link>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/04/30/5832627</link>
      <guid>http://binsei.asablo.jp/blog/2011/04/30/5832627</guid>
      <pubDate>Sat, 30 Apr 2011 18:51:34 +0900</pubDate>
      <dcterms:modified>2011-05-01T10:42:41+09:00</dcterms:modified>
      <dcterms:created>2011-04-30T18:53:08+09:00</dcterms:created>
      <description>若いとき、ある友人がバイクで事故を起こし、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
頭の右側を強打した影響で、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
左半身が一時的に麻痺してしまった事があった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
その時に左の視覚も一時的に無くなったらしい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
素人考えだと、何も見えないのだから、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
真っ暗になると思いきや、そうではないのだという。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
黒とも白とも付かない、まさに「無」なのだと。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
イメージ的には、テレビのホワイトノイズに近いと。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
むろんあの砂嵐そのものではないのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
とにかく感じた事のない色というか感覚なのだとか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
起きている時は、片方の視力になったものの、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ごく普通で特に何も感じられないのだが、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
寝る時に目を閉じると、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
じわじわとその虚無の世界が広がる。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
それが恐ろしくてなかなか寝付けないということだった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
この話は臨死体験などでよく聞かれる「お花畑」のごとく、彼の脳が作り上げた幻視かも知れない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
また彼の脚色も交えているであろうから、誰しもが同じ状態になれば、同じように感じるかは分からない。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかし、ここで「無」の色というか、感じられる感覚という所が実に興味深い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
白は光があふれている状態で、ある意味虚無とはほど遠い。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
また黒も、どれだけ漆黒の闇であろうが、それほど途轍もない恐怖を齎す虚無とは言い難いのではないか。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
もっと次元を超えたとっかかりの無さ、底無しの虚無感をもたらすものが、真の無なのだろうと思う。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
おそらく、死というのはその究極の姿だと言えるが、これが途轍もなく恐ろしい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
意識が消え失せ、全てを失う虚無がどのようなものなのか。震災以降、死について考える事も多くなった。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
しかしこれはまだ、無を感じることのできる自分自身が存在しているような感覚でいるだけなのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
その存在自体が消滅するということが、やはり想像の地平を超えている。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
不可知なものに恐怖を感じるかどうか、またそれをどのように克服するか、&#13;
&lt;br&gt;&#13;
この辺りが宗教の果たす役割なのだろうが、私にはどのようなものであれ、宗教はおそらく役に立つまい。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
哲学書を何冊読んでも、恐怖という原始的な感情を完全に克服できるほど、私の知性が高いとも思えぬ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
私が思いつく、この恐怖から逃れる術はただ一つ。考えないことである。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
考えさえしなければ向き合うことも無く、平穏に生きてゆける。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
考えたところで死そのものから逃れることはできないのだから。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;&#13;
と、もっともらしく書いているが、実は普段から何も考えていないのは皆さんもご存知の通り。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
徹夜続きの朦朧とした意識の中ではたいしたオチも思い浮かばず、妙なテンションが上がるばかりなのだ。&#13;
&lt;br&gt;&#13;
これからもそんな感じでいくぜ、ヒャッハー！&#13;
&lt;br&gt;&#13;
ヒャッハーって何？&#13;
&lt;br&gt;&#13;
　 &#13;
&lt;br&gt;
</description>
      <enclosure url="http://binsei.asablo.jp/blog/img/2011/04/30/17370c.jpg" length="73866" type="image/jpeg"/>
      <dc:subject>考察&lt;consideration&gt;</dc:subject>
      <dc:subject>回想&lt;memory&gt;</dc:subject>
    </item>
  </channel>
</rss>

