恐竜の末裔と100円でできる在庫一掃処分2015/12/17

朝、カラスの騒がしい声で
その日がゴミの日だと知らされる。
それが当たり前のようになってからずいぶんと経つ。
さすが恐竜の末裔中最高の知能の持ち主、
今日が何曜日かもご存知である。
しかし、ゴミの日を忘れないようにしてくれる
その代償として袋を破られてはかなわない。
散乱したゴミに全く気づかず
隣家の人に処理してもらったことも
一度や二度ではないのだ。
 
そこで遅まきながらカラス対策として
何らかの覆いを用意することにした。
よくあるカラス除けネットは
漁港に置いてある漁師の網が積んであるようで、
使っている時も収納している時も雑然としていて
美的にイマイチだと予々思っていた。
別に磯臭い訳でもないし、そもそも編み目が全く違うのだが街中の風景としてはややそぐわない。
しかもホームセンターで専用のものを買えばそれなりにするから余計気に入らない。
 
ならばとカゴを自作することにした。
大した代物ではないので、机に向かってメモも取らず頭の中でシミュレーションしてみる。
よく台所などに使う、フックなどをぶら下げる格子状のパネルを箱状に組めば良いのではないか。
金属製で白のビニールコーティングが施されているやつ。あれなら100円ショップで売っているはずだ。
さっそく近所のダ◯ソーに行ってみると手頃なパネルと蝶番状にできる連結具を発見。
これなら使わないときは折りたためるカゴが自作できる。
カラスには容易に突破できず、人には中のゴミが確認・取り出しできて文字通り一石二鳥、いや三鳥である。
底はいらないので5面、その他の小物を入れても数百円で済んだ。
買って帰って自作開始。蝶番部分の位置を微調整するも瞬く間に完成した。
回収員が見慣れないカゴに戸惑わないように開け口に矢印までつけると、あらもう売り物のよう。
 
次のゴミの日から使ってみるとなかなか具合がよく、これまでのところカラス被害は一度も起きてない。
一羽の力でスチールメッシュ製のフタを開けるのはさすがに不可能だと思われる。
何羽も集まり呼吸を合わせてフタを開けるなどというスゴ技を開発しない限り大丈夫だろう。
こりゃもうBinseiブランドで売り出すしかないな、とニマニマしているところだ。
 
さて、ここまで読んで何か違和感を感じた貴方は当ブログ読者としてなかなか鋭い。
何を隠そうこの文章は半年も前に書いてそのままアップせずに放置、ボツ直前だったのだ。
年の瀬も押し迫ったこの師走に全て吐き出そうと、在庫一掃処分の挙に出たのである。
まだまだ今年未発表ネタがあるのかないのか、
来年もブログを続ける気があるのかないのか、待たれよ次号!

有名と無名のあいだに横たわる深い深い闇2015/08/22

有名と無名のあいだに横たわる深い深い闇
さて、例によって1年ぶりにもかかわらず、
何食わぬ顔で更新してみる。
 
毎回オリンピックの時期になると
そのデザイン関係の話を書いてきた。
しかし今回の東京オリンピックのロゴは
発表時からあれこれ騒がれたので、
書こうかどうしようか迷っていたのだが、
やはりなんらかの所感を書いておくべきだろう。
 
今回の作品においてパクリ・盗作問題が
取りざたされていることについては、
以前、井伏鱒二の盗作について触れた
「一日一冊」の記事を読んだ際に、
当ブログのエントリーに記したように、
本来的には微妙な問題を含んでいる。
つまりデザインの基本的な要素、形や配色といったものは、自ずと限られており、
手法の類似は多少やむを得ない側面があるのだ。本来は。
 
ところが、これまでのこのデザイナー氏の別の作品についてもネット上であれこれ指摘があったように、
剽窃、素材の無断使用がいくつも疑われている。
本人はオリンピックのロゴに関しては否定しているが、こうなるとかなり怪しい。
ベルギーの劇場は頭文字の「T」と「L」のローマン体を表現していると納得できるのだが、
今回のロゴは左上のTのセリフ部分はともかく、右下の「L」のセリフのような部分が意味不明だ。
全体で円を構成しているとしているが、無理があるように思える。
 
そもそも日本で行われるイベントに、なぜ頭文字のアルファベットを要素の中心に据えるのか。
全体に地味な印象で、とても国際的な華やかなイベントを連想できない。
それどころかスポーツの祭典とも、日本で行われるイベントとも表現がほとんどできていない。
へたすりゃ近所の葬儀屋の新しいマークだと言われりゃそうかもと思える出来である。
 
本人の解説によると、あらゆる色を混ぜると最終的には黒になることから、
黒の棒で多様性を表しているとしているが、どこの世界に黒い色を見て多様性を感じる者がいるのか。
私もデザイナーなので、ついやりそうになるからまあ分かるのだが、これは明らかに後付けである。
多様性を表現しようという発想が先にあったのではなく、制作してしまってから、
その意味を込められると言えば、プレゼン的にアピールできるのではないかと考えたからと思われる。
 
ただし、盗作は論外だが作品の不出来はデザイナーのその作品における評価に過ぎず、
今回の問題の本質は、幾つもの作品の中から選定委員会がどのような経緯で最終的に決めたのか、
その辺りがどうも不透明で怪しく、徹底的に明らかにされるべきであろう。
 
今回の東京オリンピックでは、国立競技場をアンビルドの女王に依頼してしまった顛末にしろ、
学生がふざけて作ったのかと思われるような、
これ以上ダサくできそうもない東京観光ボランティアのユニフォームにしろ、問題噴出である。
特にユニフォームは日の丸をこれ以上矮小化・陳腐化できないのでないかというほどの扱いで、
全体で見れば、東京はむろん日本を全く感じさせず、韓国のユニフォームかと思うほどである。
 
東京オリンピックの組織委員会の皆様、もろもろ見直すなら今ですぞ。
国際的なデザインの賞にかすりもしない私に仕事が回ってくるはずもないが、是非とも私に依頼を。
すごい腹案があるんですがね。競技場イメージにも、開会式のシンボルにも繋がりうるすんごいのが。
これで国際的な名誉は一気に回復ですぜ。・・・という夢を見た。

晴れ男vs台風 戦いの行方やいかに。2014/10/09

晴れ男vs台風 戦いの行方やいかに。
夕べの赤い月は堪能しただろうか。
 
などとさりげなく書き出してみるが、
10ヶ月も放置しやがって何を抜かす。
あまりに久しぶりなので文体を忘れてしまった。
 
今年の春から町内会の体育委員を仰せつかっている。
体育委員と大仰に言っても、
この週末にある学区の運動会の仕切りが主な仕事だ。
 
運動会といえば去年の悪夢が蘇る。
年齢制限スウェーデンリレーに選ばれたことを
当日まですっかり失念していたのだ。
ただでさえ運動不足なのにも係らず、
事前のトレーニングも怠っていた為、
小学校のトラック半周がまともに走れない。
バトンを受けた直後は1人軽く抜いて調子に乗ったのも束の間、後半脚がぱったり止まり全く前に進まない。
正直転ぶかと思った刹那、そこは昔取った杵柄、腰で脚を前に出しなんとか凌いでリレーした。
前半「カッコいい!」後半「…あれ?」と家族にも目をそらされる始末であった。
 
今年はその教訓を生かして万全の体力で臨もうと思っていたが、よく考えると体育委員ではないか。
「出場種目コントロールできるんじゃね?」などと暗黒面に支配されそうになる。
もっともスウェーデンリレーは過酷だったのか今年は出場辞退が相次ぎ、我が町内は結局不参加に。
いずれにせよ体育委員となれば自分の出場種目は最低限に押さえておかなければならない。
当日欠場者が出た場合、代わりに体育委員が穴埋めで出なければならなくなるからである。
 
例年履いていたコンバースのスニーカーは、どちらかと言えば街歩きのファッションスニーカー仕様で、
グラウンドでの走りに向いていないので、今年はさすがにアディダスのランニングシューズを新調した。
例によってピカピカの新品は恥ずかしいので現在劣化作業中である。
 
しかし何と言っても今年の運動会の問題点は週末に列島を襲う台風の行方だろう。
「最強の」と今年何回も聞いて「全米が泣いた」くらいありふれた形容になっているが、
今回は本当に強力な台風らしく、それほど接近せずとも運動会の順延・中止くらいありそうである。
 
前日から行うテントの設営など安全面にも気を配らねばならぬし、
順延の場合、備品の準備・弁当や飲物の手配など対応しなければならないことが山積みなのだ。
 
さてさていかが相成りますことやら。
スマートな仕切りで競技の成績も優秀、有終の美を飾り絶賛を浴びるか、
グダグダの運営で町内から非難囂々となるのか、
はたまた最強の台風でテントごと空の彼方に吹き飛ばされてしまうのか。
 
その顛末はまたいずれ。さすがに今度は10ヶ月後とはならないだろう。
台風に飛ばされてなければ、だが。
 

私は、どちらかというと縄文系です。2013/12/31

私は、どちらかというと縄文系です。
ア~ガ~ マエバ~~ァアァ~~ァアァ~
クァシメ~ ヨイニケリ
 
いきなり失礼。
懐かしいなあと思いつつ
作業用BGMとして最近よく聞いているのが、
「Ghost in the Shell(攻殻機動隊)」の
「Ghost City」などの和風というか
アジアンテイストなアレンジの楽曲である。
 
当時の攻殻機動隊(劇場版)の海外での高評価も、
こういった音楽が一役買っていたのではないか。
その数年前に制作された
「AKIRA 」も海外での評価が高い。
これも芸能山城組の曲など、
和風テイストの曲が使われていたのを懐かしく思い出した。
「AKIRA」といえば2020年の東京オリンピックを予言していたと話題になったりもしたな、
と一応今年を振り返ってみる。
 
閑話休題。(どっちも閑話だが)
そういう気分を反映して「神々の詩」など「姫神」もよく聞いている。
昔テレビのドキュメンタリー番組のテーマ曲に使われたので、懐かしく思われる方も多いだろう。
 
歌詞の古語や縄文語とされる言葉がどの程度正確か分からぬが、
独特の発声・合唱スタイルと相まって、懐かしいような、異世界に迷い込んだような感覚を覚える。
 
この懐かしいような感覚はどこからくるのだろうか。
なにしろその昔初めて聴いた時ですら懐かしい感じがしたのだから、曲の記憶によるものではない。
童謡や民謡等にも共通する何らかの音楽的ファクターがあるのだろう。
まさか民族の遺伝子に刻まれている訳ではあるまい。
そういえば、日本の民謡や演歌などをアフリカ人に聴かせてもかなり共感を得るらしい。
民族をも超えた人類共通の、音楽というものの核ともいえる部分が含まれているのかもしれない。
しばらくこのマイブームは続きそうである。懐かしさついでに喜太郎なども聴いてみようか。
 
実は上記のような音楽の他にもう1つ嵌っている音楽があるのだが、
これはおそらく、お前がそれ聴くの?と意表をつくと思われ、ちと恥ずかしいので明らかにしない。
あ、アルファベット3文字+数字とかのあっち方面ではない、念のため。
 
個人的にはネガティブなことが多かった今年も、あっという間に過ぎ去りとうとう大晦日。
最も更新できなかった年であったが、来年もよろしく。
 
アバ ナガ ビンセイ
アバ クロキ コロモボ コノミブム
 
(「謡Ⅱ -Ghost City-」作詞 川井憲次)
(「神々の詩」作詞 星吉昭)

風が、いや風邪をひけば医者が儲かる。捻りなし。2013/11/18

風が、いや風邪をひけば医者が儲かる。捻りなし。
この1ヶ月、体調を大きく崩した。
10年分くらい病院に通ったような感じである。
 
鬼の霍乱とも言うべき珍しい事態だが、
幸いにも全て重篤という程ではないのが救いである。
 
最初、喉に違和感を感じたのが1ヶ月半程前のこと。
しばらくして咳が止まらなくなった。
痰がからむような重い咳が絶え間なく出る。
もともとあまり咳をしない人間のため、
さすがに数日続くと不審に思い、
少し前に家族が行った近くの呼吸器内科に駆け込んだ。
 
診断結果は家族同様「咳喘息」。
この季節、我々の年齢には多いと聞く。
でかいヨーヨーのような吸引型の薬と内服薬を処方してもらった。治るのに1〜2ヶ月は要するらしい。
 
やれやれ、しばらくはこの治療かとうんざりしていたのも束の間、数日後に39℃超えの発熱である。
朦朧と打合せする私に、何らかの感染の危機を感じたか、遠巻きに見る取引先の人の目が忘れられない。
インフルエンザを疑い件の内科に駆け込むと、インフルエンザではないが風邪を酷く拗らせているとの事。
これまた先の薬との同時服用が問題ない事を確認して、抗生物質一式を処方してもらった。
さすがに抗生物質の効き目よろしく、瞬く間にこちらの方は改善。
とりあえず目出たし目立たし。
 
と思いきや、今度は鼻が全く利かなくなったのである。
風邪が治った後、妙に鼻声が続くと思ったら、ある時、料理の味が全く分からない事に気がついた。
何を食べても何の味もしない。言われれば僅かの甘みと塩味を感じる程度である。
どうやら匂いを全く感じなくなったようだ。強い刺激臭のある薬品を嗅いでも全く匂わない。
食べ物の味に関しては嗅覚が8割ぐらい関与しているのではないか。
これは通常の風邪の症状どころではない。家族の経験話を聞いて、今度は耳鼻咽喉科へ。
 
診断結果は案の定「急性副鼻腔炎」。要するに急性蓄膿症である。
レントゲンに写った額のあたりの副鼻腔がハート形なのを可愛いと思う余裕も無く、
またまた抗生物質一式と、今度は日焼け止めの容器のような点鼻薬を処方してもらう。
こちらは瞬く間に改善とは行かず、未だに嗅覚は戻らない。
よく味気のない食事を「砂を噛むような」というが、
実際味を全く感じないと、温かくて舌触りが良いだけで、不味いという感じが全くしない。
むしろ悪くない印象の方が強くなるのは不思議である。
 
いつもスタジオにマグカップいっぱいのコーヒーを持ち込んでいるのだが、
今なら味は全く分からないのだからと、砂糖をお湯で溶かしたものに替えたのは、
いくら何でも合理的すぎると家族に呆れられた。
まてよ、そういや普段コーヒーに砂糖は入れないんだった。
白湯で良かったのだ。私の合理主義もまだまだだな。
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