秋風はとんでもないものを盗んでいきましたぞ。2009/10/20

秋風はとんでもないものを盗んでいきましたぞ。
少し前から車の購入を検討している。
まあ、色々な事情があるからなのだが、
このところやや切実になってきて、
現実味を帯びてきたのである。
 
しかし、あちこち調べてみても
なかなか気に入るものが無い。
 
無論、価格や維持費、燃費など
経済的な事も重要ではあるのだが、
何と言っても私の場合、車としてのカタチ、
デザインが選択の重要なポイントになるのは
言うまでもない。
 
それにしても昨今の日本車のデザインはどうだ。
どれもこれも同じような顔をしている。逆台形と平行四辺形二つで表現できるようなものばかりだ。
__       __
\_\_____/_/
   \___/
 
車好きの人はいやそんな事は無い、全然違うじゃないか、などとおっしゃるかも知れない。
しかしそれは車を多く見すぎて、細部にとらわれすぎているのではないかと思う。
以前から携帯電話のデザインの代わり映えの無さを嘆いてきたのだが、車も同様であった。
 
マーケティングの結果なのだろう、確実に売れる車を作ろうとばかりして、車種による個性が感じられず、
前例や実績を重視して、新しいトレンドを起こそうという気概も無いように見える。全く役人的発想だ。
このあたりも若者の車離れを招いている原因なのではないか。
 
先日たまたまデパートに行った時に、1階の吹き抜けのエリアで車の展示をやっていた。
Fiat 500。アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」で描かれていたチンクェチェントの後継である。
インテリアは微妙だが、エクステリアは先代の面影を残しつつ、現代風に仕上げていてなかなか面白い。
 
私の風貌なら、むしろその二代目チンクェチェントの方が似合っているかも知れない。
しかし車としての能力が、さすがに今となっては中古価格に見合っているのかどうか。
ま、そういう車ではないのだが。
 
新しいベンツのデザインには個人的に失望したが、欧州車は日本車には無い魅力がある。
最近は環境にも配慮して燃費の向上もまずまずである。
 
と、今にも車を購入しそうな感じで書いているが、実のところ寒い懐具合を考えれば、
エクステリアがどうだの、トレンドだの、性能だの言っていられないとの家族の指摘に、
秋風が懐にしみる季節になって参りました。皆様お元気ですか。
 
<< 2009/10 >>
01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

このブログについて

ノープラン、ノーコンセプトで綴る、
モノクローム・モノローグ。

最近のトラックバック

RSS