次回は海上で観測、なんてことになりませんように。2009/07/05

次回は海上で観測、なんてことになりませんように。
一年ほど前に今年7月22日の皆既日食の話を書いた。
あの頃に比べれば、この話題も一般的になり、
全国で観測ブームが起きそうな気配である。
 
長い皆既時間が観測できるトカラ列島など、
屋久島、種子島を含め、
渡航手段や宿泊場所の確保も難しくなっているようだ。
 
残念だが現地で観測するのは諦めざるを得ない。
ま、その他の事情もあるのだが。
映像でみるのと、現実に辺りが暗くなるのとでは、
天と地ほどの差があるのだが、致し方ない。
 
観測用の器具で部分食を観るしかあるまい。
金環食ですら辺りが暗くなることは無く、
肉眼の感覚では、通常の太陽と大差ないのだ。
 
しかし言うまでもなく太陽の光はとてつもなく強い。日食中とはいえ侮れないのである。
くれぐれも即席のフィルムなどでご覧にならぬよう、専用のものをお使いいただきたい。
 
せめて離島ではなく、本土で見る事ができればいかようにもできたのに誠に残念。
ただ次回の国内での皆既日食は、中部地方や関東の一部で観測できるのである。
おお、それはなかなか良いではないか。などと能天気に言っている場合ではない。
 
次回はなんと26年後、2035年9月2日のことなのだ。
 
それこそ前回の話ではないが、棺桶に片足突っ込みかねないのである。
冥土の土産に皆既日食はいかがですか。なんてね。
 
たとえ今回観測できずとも、次回は必ず生きて、この目でみてみたい。
棺桶に片足どころか全身入ることになっても、その隙間から喪服の彼女の肩越しに観測してやる。
 
それにしても26年後!はたしてその頃までこの国があるのやら。
まさか、ジャパン州や、日本省になってないだろうな。
 
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モノクローム・モノローグ。

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