風が吹けば桶屋が儲かる話、ではない。2010/11/21

風が吹けば桶屋が儲かる話、ではない。
ここを備忘録だということを忘れていた。
見た事を覚えているうちに書き留めておかないと、
くたびれた脳神経回路の迷宮に埋もれてしまう。
というわけで前回に引き続き、映画の話である。
 
「2012」(2009年)
作品的にはここ20年ほどで沢山作られた、
世紀末・人類滅亡映画の平凡な一つ。
前半の大地が崩壊していく映像が
一種の快感を与えてくれるので、
その部分だけは映画館で見たかった。
だがプロットはともかく、ご都合主義の脚本がひどい。
CGにかけた予算の一部でも脚本に回して欲しかった。
 
「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)
不思議の国のアリスの続編という体裁をとった作品。
ストーリー的には目新しいものはなく、主人公の成長の表現もとってつけたようだ。
原作にあった、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさもそれほど感じられず、印象は薄い。
 
「バタフライ・エフェクト」(2004年)
以前から観たかったこの映画を観るついでに、今回集中的に映画鑑賞したという作品である。
ある場所で起きた蝶の羽ばたきが、地球の裏側で竜巻を起こすという、カオス理論によるバタフライ効果。
それにヒントを得て、タイムスリップによって引き起こされる、主人公と周囲の変化を描いている。
本来の意味でのバタフライ効果はこのような事を指していないかも知れないが、
練り上げた脚本で、なかなか他では味わえないテイストの緊迫したサスペンスとなっている。
 
誰しも、もしあの時に帰って違う選択、別な行動をしたら、
よりよい現在が、あるいは違った人生を送れたのではないかと考えた事があるだろう。
しかし、その選択が必ずしも意図した素晴らしい未来(現在)につながるとは限らない。
 
ところで、今回いわゆる洋画ばかり観たのであるが、唯一邦画(?)アニメも借りてみた。
おなじみカナバングラフィックスの「ウサビッチ シーズン3」である。
ネットでもシーズン1〜2は公開されているし、有名なシリーズなのでご存知の方も多いだろう。
家族にはこれが一番ウケた。まあ、私の家族である、ある程度予想したことではあった。
 
AppleがiTunesで映画の配信を始めた。これからはこれで観る事になると思う。
自転車こいでTSUTAYAに行かなくてすむし、延滞の心配も無い。
いよいよ運動不足が加速するというものだ。…このままでは来年の運動会も危うい。
 
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モノクローム・モノローグ。

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