ワレ イマダ モッケイ タリエズ。2010/11/19

ワレ イマダ モッケイ タリエズ。
前回の更新からずいぶん経ってしまった。
そういえば運動会があったのを思い出した。
 
実を言うとあまり思い出したくない結果だったのだ。
去年に続き出場した綱引きは、
これまた去年同様2連敗と惨敗。
 
もう一つの玉入れリレーは、
玉入れの玉を途中にある籠に投げ入れ、
折り返して戻ってくるという、
むしろ私には向いていると思われる競技。
 
何を隠そう私は中高とバスケット選手だったのである。
競技を離れてウン十年。
さすがに体力は衰えたりと言えど、
シュートというのは練習による技術もあるのだが、何といってもイメージ力が大切である。
これはトレーニングで向上させる事もできるが、結構センスが必要だったりもする。
当時からそのあたりには妙な自信があって、昔取った杵柄よろしく大活躍を事前にイメージしていたのだ。
 
リレーのアンカーから2番目だったので、前の選手の競技の様子を見る事ができた。
どうも籠の位置が思ったより低い。
これならダンクを決めれるのではないかと、余計な色気が出て来てしまった。
 
ところが、実際に走り出して近づきジャンプすると、
思ったよりも高かったのか、はたまた私の跳躍力が自分のイメージよりも遥かに衰えていたためか、
籠のフチに阻まれて失敗、焦ってその場でもう一度トライするがまた失敗、結局3回失敗してしまい、
わがチームは大きく順位を下げる事となってしまった。
 
あらら、やっちまったなー。
競技前の私の自信がありそうなそぶりを見て、期待の目で見つめていた他の出場者はよそよそしくなり、
町内会の人々の目も、心なしか冷たくなったような気さえしてきたのだ。
 
幸いにもわが家族は、他のリレーで貢献したり、個人競技で1等をとったりしていたので、
家族全体としては面目を保ったのであるが、来年は私の出場競技は減らされるのでないか。
まあ、良かったんだか、悪かったんだか。
 
それにしても、玉入れをはずした時の私のアワワワ、オタオタぶりはひどい。
ジャンプ力の低下を嘆いてトレーニングに励む手もあるが、
ここはひとつ、失敗した時でもオタオタせず、堂々と振る舞う訓練をする事にしよう、そうしよう。
 

名を馳せるかも知れない男の独り言。2010/11/20

名を馳せるかも知れない男の独り言。
ふた月ほど前から数週間かけて、
レンタルDVDで十数本の映画を鑑賞していた。
 
ここ数年ろくに映画館に行けなかったので、
見ておきたかった映画を中心に借りたのだ。
 
特に映像表現としての映画を
チェックしておきたかったので、
いきおい人間ドラマ的な作品ではなく、
特殊効果を使ったSFやアクション、
カメラワークに凝ったサスペンスなどが中心になる。
シリーズ物の最新作などを除いて、
いくつか簡単な感想を書いてみる。ネタバレ御免。
 
「クローバー・フィールド/HAKAISHA」(2008年)
普通の市民が手持ちのビデオカメラで、とてつもない破壊者によるパニックを撮影したという設定の、
ドキュメンタリータッチという斬新な手法をとった作品である。なかなか楽しめた。
ただ、リアリティをこの撮影手法に頼ったために、観客に情報が伝わりにくい事、
具体的なシーンは挙げないが、人間の心理と行動の描写にリアリティが欠けた嫌いがあった。
そもそもそんなパニック状態で、報道カメラマンならぬ市民がカメラを回し続けられないだろうというと、
ミもフタもないか。
 
「第9地区」(2009年)
地球にやって来たエイリアンが隔離地区で暮すという設定のSF。
ストーリーはこの手の映画としてはオリジナリティがあるのだが、
やはりこの作品のエイリアンも、高度な科学技術を持っているわりに知性の高さが感じられない。
万物の霊長として君臨し続けた自分たちのプライドを保持したいがためであろうか。
 
「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009年)
私はもっとほのぼのとした、泣けるアニメかと思っていたのだが、良くも悪くもアメリカ映画である。
そもそも冒険を夢見た少年が、老人になったというだけで、何故ああも偏屈になるのか分からない。
子どものいない老人は子ども嫌いで偏屈、というステレオタイプに縛られすぎではないか。
 
こうやって眺めると、結果的に映画館に行かなくてもよかった作品ばかりだったような気もするが、
映画館での映画鑑賞の醍醐味は、大画面にあるというより音響システムにあるといっても過言ではない。
家庭で観賞するには、よほどのAVルームでも完備していないかぎり、どうしても音響は寂しい事になる。
もし、お隣と壮絶なバトルを繰り広げる程の度胸と執念が私にあれば、
騒音おじさんとしてワイドショーで名を馳せるかも知れない。そのときはよろしく。
 
以上PART 1、次回はPART 2をお送りします。アレとアレとアレの3本です。
 

風が吹けば桶屋が儲かる話、ではない。2010/11/21

風が吹けば桶屋が儲かる話、ではない。
ここを備忘録だということを忘れていた。
見た事を覚えているうちに書き留めておかないと、
くたびれた脳神経回路の迷宮に埋もれてしまう。
というわけで前回に引き続き、映画の話である。
 
「2012」(2009年)
作品的にはここ20年ほどで沢山作られた、
世紀末・人類滅亡映画の平凡な一つ。
前半の大地が崩壊していく映像が
一種の快感を与えてくれるので、
その部分だけは映画館で見たかった。
だがプロットはともかく、ご都合主義の脚本がひどい。
CGにかけた予算の一部でも脚本に回して欲しかった。
 
「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)
不思議の国のアリスの続編という体裁をとった作品。
ストーリー的には目新しいものはなく、主人公の成長の表現もとってつけたようだ。
原作にあった、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさもそれほど感じられず、印象は薄い。
 
「バタフライ・エフェクト」(2004年)
以前から観たかったこの映画を観るついでに、今回集中的に映画鑑賞したという作品である。
ある場所で起きた蝶の羽ばたきが、地球の裏側で竜巻を起こすという、カオス理論によるバタフライ効果。
それにヒントを得て、タイムスリップによって引き起こされる、主人公と周囲の変化を描いている。
本来の意味でのバタフライ効果はこのような事を指していないかも知れないが、
練り上げた脚本で、なかなか他では味わえないテイストの緊迫したサスペンスとなっている。
 
誰しも、もしあの時に帰って違う選択、別な行動をしたら、
よりよい現在が、あるいは違った人生を送れたのではないかと考えた事があるだろう。
しかし、その選択が必ずしも意図した素晴らしい未来(現在)につながるとは限らない。
 
ところで、今回いわゆる洋画ばかり観たのであるが、唯一邦画(?)アニメも借りてみた。
おなじみカナバングラフィックスの「ウサビッチ シーズン3」である。
ネットでもシーズン1〜2は公開されているし、有名なシリーズなのでご存知の方も多いだろう。
家族にはこれが一番ウケた。まあ、私の家族である、ある程度予想したことではあった。
 
AppleがiTunesで映画の配信を始めた。これからはこれで観る事になると思う。
自転車こいでTSUTAYAに行かなくてすむし、延滞の心配も無い。
いよいよ運動不足が加速するというものだ。…このままでは来年の運動会も危うい。
 
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