バナナはおやつに入りますか。2008/10/03

バナナはおやつに入りますか。
9月下旬の雨続きから変わって、
なかなか良い気候になってきた。
運動会にかり出されるお父さんも多いことだろう。
 
小学校のカーブのきついコーナーでは、
是非とも腕をぐるぐる回して欲しいのものだ。
私は一度もやったことは無いのだが、
どうやらバランスをとろうと自然に出るらしい。
しかしあの光景こそ、
「ザ・運動会」という感じではないか。
 
しかし、気をつけなければ危険が待ち受けている。
当然のことながら、若い時とは違うのだ。
コーナーで足がもつれて転んで擦りむくぐらいなら、
まだご愛嬌で済むが、
日頃の不摂生と運動不足が祟って、もっと深刻なケガをしかねない。
 
子どもや孫の前でいいところを見せようと、張り切りすぎるのも考えものだ。気持ちは分かるが。
特に、若い時に部活などでスポーツをやっていた人が危ない。
強い自信と裏腹に自分が思うようには、体がついて来ないという事はままあるからである。
 
ところで、最近の運動会では、順位とかつけるのだろうか。
妙な平等主義やビリの子がかわいそうなどの理由で、順位をつけないことがあったようだが、
馬鹿馬鹿しい話だ。勉強では点数、通信簿の評価、順位などつけるからである。
勉強は今イチだが運動なら得意という子は、能力をアピールできないではないか。
そもそも順位をつけないのに、一生懸命走れという方が無理だろう。
 
それで思い出したが、高校の頃、全員参加の校内マラソン大会というものがあったのだが、
前年に別の高校で事故があったのにビビった校長が、
その年、マラソン大会を中止して競歩大会に代えてしまったことがあった。
しかも順位もつけないのである。
 
これはもう、噴飯ものである。
見慣れた道を数kmほど、みんなでだらだら歩くのだ。
それならいっそ弁当とおやつを持たせて遠足にしてくれ。
世の中にこれほど無意味なイベントは無かろうと当時思ったものだ。
 
運動部だった私や友達は、我慢しきれずに途中から走ることにした。
それを大会の監督をしていた私たちの部の顧問がバイクで抜きさりながら、
「走るなよ」と声をかけてきた。もちろん苦笑いしながら。
 
モンスターペアレントが蔓延っている昨今では、学校も大変だろうと思う。
みんな仲良し徒競走やフォークダンスなどのぬるい運動会で、果たして思い出になるのだろうか。
せいぜい親のビデオカメラの性能を「競う」大会なのではないか。
 
……ありがちなオチですまぬ。
 

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