男性用の日傘が売れている。どこに向っているのやら。2009/08/04

男性用の日傘が売れている。どこに向っているのやら。
やっとこさ夏が来た。
このまま秋になるかと思った。
 
アスファルトもじりじり灼ける
炎天下の道を歩きたくはないのだが、
それでも夏らしい夏がないとつまらない。
 
農作物にも影響が出始めているところで、
とりあえずは良かった。
 
しかしこの長梅雨のために、
バオバブの成長は期待はずれだったのだ。
予定ではもっと高く、葉も茂るかと思っていたのだが、
何とか木化はかなり進んだので、
これからの数週間に望みを託すしかあるまい。
去年の最盛期を超える成長を見せた時、画像をアップする事にする。
 
それはともかく、日差しが急激に強くなってきたので、
「自然の日よけ」が寂しくなった頭部の日焼けを防止するためもあり、
Buffなどのヘッドウェアを巻いて休日に楽な格好で家族と歩いていると、
それを見かけた家族の知人に、「ミュージシャン?」などと後で聞かれたりするらしい。
 
中年のミュージシャンがそんじょそこらにいるはずもないが、まあ、他に言いようがなかったのだろう。
たとえ本音では相当怪しい男だと思っても、
そこはそれ、社交辞令で良さげな言葉を選んだということかも知れない。
 
気を使わせてしまって申し訳ない。と、なんとなく考えていると、
ずいぶん前のことだが、見てくれだけで判断された事を思い出した。
 
季節は忘れたが、何日か人に会わず、こもりっきりで仕事をした後、底をついた食料を買い出ししようと、
無精髭を伸ばしっぱなしの、ラフな格好で近くのデパートの地下に出かけた時のことである。
その時、私の風体を見て、売り場のおじさんに試食を拒否されたのだ。
「ええええ!?」
自分でも相当怪しいとは思うが、どうやらホームレスかなにかだと判断されたようだ。
清潔にしていたつもりだったのだが、以来それなりの場所に行く時は最低限気を使うようになったのである。
 
もし、炎天下の街でBuffを巻いて無精髭を延ばした男を見かけたら、
それは私かも知れないし、ホームレスになった私かも知れない。
 

清少納言ならずとも、いとにくき吸血鬼。2009/08/12

清少納言ならずとも、いとにくき吸血鬼。
選挙のことも忘れられそうなほどの、
連日の報道合戦だが、例によってそれには触れない。
 
夏の日差しが戻って来たのはいいのだが、
体重が少し減って来たのである。
例の接待数値疑惑のカラダスキャンによると、
単純な判定で体重比例って訳でもないだろうに、
体年齢が実年齢より、なんと9歳も若い。
年齢はともかく、体重は少し戻した方が良いかも。
なにしろ家族に病気の心配までされているのだ。
 
ところで話は全然変わるが、
この界隈の蚊のことである。
とにかくその発生数は尋常じゃない。
 
玄関先にほんの数秒いただけで、何ヵ所も刺されるといった有り様なのだ。
あきらかに待ち構えているに違いない。
 
それだけではない。近所のスーパーに行っても蚊に刺されないか心配せねばならず、
ひどいのはドラッグストアで、蚊取器や蚊除けスプレーなどの特設コーナーの前で刺されたりする。
せめてここぐらい退治しとけよ、とブチギレ寸前だ。
 
一体どこに発生源があるのやら。
近くに田んぼや淀んだ水たまりがある訳でもなく、近所の川はそれなりに流れて、淀んではいない。
防火に熱心なこの街の防火用バケツの中をチェックするが、ボウフラの発生している気配はない。
殺虫剤メーカーなど近くにないので、別の誰かが大規模に養殖でもしているのではないか。
ヘンテコなペットに食わせるためとか、あるいは自分が目玉を集めて食うためとか。
 
それにしても玄関先で常に待機しているあの蚊たちは、日頃何を食べているのだろう。
滅多に外に出ない家人を腹をすかしながら、延々待っているのだろうか。
短い寿命とはいえ、恐るべき執念である。
 
一体彼らに吸われた血の総量はどのくらいになることか。一回一回は僅かでもトータルすれば……
はっ、もしかすると体重が減ったのは…。
 

時には耳を塞ぎたくなる事がありませんか。2009/08/20

時には耳を塞ぎたくなる事がありませんか。
夏休みをとって遠出したのだが、
やはり地方、特に田舎の蝉は全然違う。
 
一番の違いは何と言ってもミンミンゼミだろう。
街中ではまず鳴き声を聞く事はない。
そしてその音量たるや、
帰ってからもずっと耳の奥で鳴き続けているのである。
 
コンピュータのファンの音を、
アブラゼミなどのベースの音に見立てて、
サラウンドのステレオで聞こえてくるほどなのだ。
 
これはもしかして幻聴?
おおっと、危ない、危ない。今は別な意味でアブない。
 
それはともかく、例によって話は変わるが、
選挙の公示日を過ぎて、いよいよ選挙カーがやかましくなってきたのだ。
 
あの選挙カーをうるさく思っている人は多いと思われるのだが、時代が変わってもなぜか健在である。
思うに、うるさく感じるポイントは1点、候補者の名前を連呼する事にあるのではないか。
 
つまり、候補者の名前を連呼する事を禁止しさえすれば、静かになるのではないかと思われる。
例えば、1分間に2回以上名前を言ってはいけないようにすれば、
選挙カーは名前以外の情報を盛り込まねばならず、いきおい中身のあるものになる。
もちろん録音されたものを流すのを防ぐために、それも禁止する。
 
こうなると、よほどの弁士を車に乗せなければならなくなって、
いずれはスピーカーを鳴らしてまわる選挙カーそのものが廃れてしまうだろう。
 
と、ここまで考えて、「まてよ、原稿を読み上げたらおしまいだな」と気がついた。
それ以外にも抜け道がいっぱいありそうだ。
単純に選挙カーそのものを禁止すれば良いだけではないか。なあんだ。
ま、しないんだろうけど。
 
蝉の声が耳の奥から消えたと思ったら、今度は候補者の名前がサラウンドで聞こえ始めるのか。
やれやれ、おそらくはこれが狙いだろうが、これまた危ない事に変わりはない。
 
いっそスピーカーで本物のセミの声を流してくれた方がマシかも知れない。
候補者別に蝉の種類を割り当てるのだ。
「はい、あなたミンミン。あなたはツクツクボウシね。あなたはヒグラシ、あなたは……」
 
あ、冬はどうしよう。
 

たまには交代して、何処かに行ってしまおうか。2009/08/30

たまには交代して、何処かに行ってしまおうか。
選択とか交代とか、
浮き世のこととは一切関係なく、
毎度おなじみバオバブのその後の消息である。
 
今年の夏は平均気温こそ平年並みで、
いわゆる冷夏とは言えないそうだが、
日照不足のため、作物の出来などが心配されている。
 
もちろん我が家のバオバブとて例外ではなく、
いつもならマダガスカルをも凌ぐと言われる、
最上階の環境においてすら、
成育は望ましいものとは言えなかったのだ。
 
それでも、さすがに去年の最盛期を上回る大きさに、
なんとか成長している。
りっぱに木化して、通常の観葉植物として成立していると言っていいだろう。
 
昨日、水をやらずにベランダに放置していたので、若干葉がしぼんでいるのがちと残念。
まあ、このくらいではへこたれないのは間違いない。
 
成長したと言っても、比較するものがないと大きさが分かりにくいと思われるので、
となりに配置したジェット機と比べていただきたい。
 
おそらく、あと1〜2ヵ月もすると葉は黄色く色づき、いずれ全て落ちてしまう。
あまり知られてない事だが、バオバブは落葉樹なのである。
 
問題は葉が落ちた冬の間、生きているのか枯れているのかの判別がつかない事である。
この前の冬は完全に木化が済んでいなかったからかどうか、
葉が残っていたので、かろうじて生きている事が分かったのだが、今年はかなり判断が難しい。
その間あまり水をやっても良くないのかも知れないし、陽当たりなど微妙な要素がある。
 
それにしても大木への道は遠い。このペースだと後何年かかるやら。
あ、ジェット機と比べたんだった。
いやいやもう立派な大木です。Google Earthでもご覧に…。
 

 
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