なんか画像を間違えたような気がします。2009/09/03

なんか画像を間違えたような気がします。
誰しも渾名・ニックネームがあるのではないか。
本名とほとんど変わらず、ただの愛称だとしても、
あるには違いない。
 
ペンネームやハンドルネーム、芸名なども、
自称とはいえ、広い意味ではそう言えるだろう。
 
だが、たいていの渾名は家族や友人達が、
ひょんなことから名付けて定着したものが多く、
たとえ本人の意にそぐわなくとも、
一人歩きしてしまいがちである。
 
特に若い頃につけられた渾名は、
とんでもないことが語源の場合が多く、
それが故にかえって定着してしまい、
広く伝播されるにつれて、いつのまにか元の意味は忘れ去られ、
気付いた時には何のことやら訳が分からなくなり、解説できる者もいなくなったりする。
 
私の「Binsei」という名も、スタジオの名称、ニックネーム、ペンネーム等々、使われて相当長い。
もともとは自分で名乗り始めたもので、印象的な由来などないのだが、
もはや完全に記号化してしまって、家族も普通にそう呼んでいる。
 
ところで、この「Binsei Blog」にもやっとスパム対策が行われるようになった。やれやれである。
今まで無法地帯のようなところがあったので、いちいち削除するのが煩わしかったのだ。
よくある文字認証ではなく、URLを本文中に貼付けているコメントをはじくように設定した。
 
これまでスパムコメント以外でURLを貼られた方はおられないが、
今後もし何らかのURLをコメント中に入れたい方は、アドレスを「ttp://」で始めて頂ければ幸いである。
 
さて、この「スパム(spam)」という言葉も、
もともとはハッカーたちがモンティ・パイソンのコントから名付けた、いわば渾名な訳だが、
名前の由来になっているランチョンミート「SPAM」の缶詰を販売するHormel Foods社も、
商標などに使う場合は認めていないが、言葉が普及している事にはそれほど憤っていないように見える。
 
さては広告になってしめしめ、と考えているのかも知れない。
実際私もリンクを貼ってしまったのだ。あああ、思うツボではないか。
 

窓をあけろ すぐに光を入れろ2009/09/08

窓をあけろ すぐに光を入れろ
長い間気付かなかったのだ。
冷や汗ものである。
 
実はこのブログのタイトルの画像だが、
公開前に予定していたデザイン用のPNGファイルを、
使用したままだったのだ。
 
つまり半透明マスクが必要だったため、
GIFやJPEGではなくPNGファイルにしたのだが、
それをとりあえずネガポジ反転しただけで、
ファイル形式を変えずににそのままであった。
 
なにしろここのブログの場合、
タイトル用の画像はスタイルシートで記述せずに、
タイトル画像用の別の設定で指示するので、
スタイルシートをいじっている時には完全に失念していたのだった。
 
ちょっと考えると、ファイル形式の問題だけなので、なにも問題がなさそうに思えるが、
PNG形式の画像ファイルは、長い間Windows Internet Explorer(以下IE)がサポートしておらず、
その他のほとんどのブラウザがとっくにサポートしていたのに、
IEがある程度サポートしたのは、IE7になってからだと思われる。
 
現実には、ネット接続しているIEユーザーがみんな最新版にバージョンを上げているとは限らず、
それどころかシステムを購入した時のまま、という場合が多いので、
正常に画像が表示されることは確実とはいえない。
 
かのメーカーのソフトウェアには、このようなことが他にもよくあるような気がする。
独占状況にあぐらをかいている訳ではあるまいが、普及しているなら、むしろ他のソフトウエアに先駆け、
本質的な機能向上のリードをするような気概が持てないものか。
新バージョンが出る度に、「重い」といった評価が出るのもいかがなものだろう。
くれぐれも悪貨が良貨を駆逐するなどと陰口を叩かれないようにしていただきたい。
 
さて、慌ててファイルを入れ替えたのであるが、今まで正常に表示されていなかった方には申し訳ない。
レイアウトが崩れていたといった訳ではないので、どうかお許しを。
 
え?他にもっと謝らなければならないことがあるですと?
「内容が無さ過ぎる」「更新が遅すぎる」「地味だ」「オヤジギャグに頼り過ぎだ」…
いや、あの、それはちょっと…モゴモゴ…
 

 
(タイトル:「窓をあけろ」作詞 井上陽水)
 

老兵は死なず、ただ錆び付くのみ。2009/09/09

老兵は死なず、ただ錆び付くのみ。
少し前にさかのぼって恐縮だが、
このブログからもリンクしている、
一日一冊」の8月23日付けの記事に、
その日採り上げた対談本に関連して
井伏鱒二の盗作について書かれていた。
 
古今東西、盗作に関する事件や疑惑は多く、
またその性質上、事が簡単でない場合も多い。
 
全く確信犯的な場合は論外で、
ペナルティを科すべきなのだが、
これをすっとぼけたり、開き直られると厄介だ。
 
ノンフィクションを素材として、
フィクションの小説にしたとも主張されたりする。
いくつかの文章を寄せ集めたものを、これはアートに於けるコラージュ技法だなどという輩も出てくる。
これは一種のオマージュです。出典や引用の注釈を入れ忘れました。等々。
 
デザイン業界の場合、少しこの辺り特殊で、技法そのものは流用が許されているのだ。
そうでなければ、それこそ子持ち罫のようなものさえ引けぬことになる。
また最近WEBのボタンに多い、MacOS XのAquaのようなグラフィックも使えぬようになってしまう。
無論これはあくまで技法であって、画像などの素材を勝手に流用してはならないのはいうまでもない。
 
あと厄介なのは本人がそれと気付かず、知らず知らずのうちに他人の著作物を使ってしまうことである。
つまり、多くの著作物を目にし、自分でも作り上げている場合、
何が自分のオリジナルで、何が他人の手によるものかが判別できなくなってきたりするのだ。
脳内に検索システムでもあればよいのだろうが、あっても精度に信頼性がそれほどおけまい。
 
私の場合、かなり以前から脳内検索システムはろくに作動せず、
それどころか、以前自分の書いたことさえ忘れ、何度も同じ話を書いているかも知れない。
なにしろ、友人がかなり面白い話をしたので、「へえ〜面白いね」と感心していたら、
以前に私から聞いた話だというではないか!!
いくら何でも検索システム錆び付き過ぎだろう。こうなりゃ昼食を2〜3回食っても驚かないかも知れぬ。
 
ところで、今日が9.9.9という日付だからって、あの方を連想してこんな話題にした訳ではありませんよ。
というか、最後になってそれを思い出した。
 
やっぱり相当ヤバいな。
 

iPhoneも中身はこんなんですよ、きっと。2009/09/16

iPhoneも中身はこんなんですよ、きっと。
私がスチームパンクなどというと、
ここで書いて来た趣味から、
多少違和感を持たれたりするかも知れないが、
意外と嫌いじゃなかったりする。
 
これに限らず私には、
やや相反した趣味が同時に存在することがある。
年齢によってどちらかに多少重心が移るという訳だ。
 
スチームパンクの定義はいろいろあるだろうが、
ここでは一番緩い定義を採用し、
そのようなテイストでデザインされたものとして扱う。
 
現代に作られたスチームパンクのガジェットの中には、
ルーブ・ゴールドバーグ・マシン、
いわゆるピタゴラ装置のようなものも少なくない。
つまり簡単なことを複雑なシステムで行うのだ。
 
実際、組み込まれた歯車やダクトやゲージなどが、ただの装飾では今ひとつ魅力がない。
同じ無駄なことをやるのなら、例えわざわざ遠回りをしているにしても、何らかの実用的な意味が欲しい。
 
映画「タイムマシン」(2002年)はストーリーはともかく、
出てきたタイムマシンの真鍮製とおぼしき時間のメーターがよかった。
かなりピカピカのマシンなのだが、私は単に懐古趣味や骨董品趣味で見ている訳ではないので、
それ自体は先端のシステムだという雰囲気は欲しいのである。
使い込まれた感じならばまだよいが、単に倉庫で眠って古びただけのものではつまらない。
 
特に真鍮が素材に使われていると、何と言うか、ひなびたゴージャスさがあって、なかなかそそる。
若い頃、バリゴ社のウェザードームが欲しかった。温度計と湿度計と気圧計がついているやつ。
結局手に入れなかったのだが、実はまだ密かに狙っているのは家族には内緒である。
 
100年前のデザインアプローチで現代のテクノロジーを再現したらどうなるか、という試みは、
一時の流行も過ぎ今更の感じもあるし、そもそも多くの人に受け入れられないかも知れない。
しかし最近次々と発表されている携帯電話のデザインをみる度に、
現代のモダンデザインが、ややもすると行き詰まり、閉塞感がただよっているようにも感じられる。
 
もっとも、こんな眼鏡でもかけて私が街を歩いていたら、閉塞感どころの話ではない。
怪しい男がいると誰かに通報されて、狭い檻の中で本当の閉塞を味わうことになるに違いない。
 

昔、高値で取引されていたスニーカーは今いずこ?2009/09/26

昔、高値で取引されていたスニーカーは今いずこ?
朝夕の気温も下がり、雲の形が変わってきた。
そろそろ運動会の季節である。
 
そう言えば去年運動会ネタで何か書いたな。
と思い出して過去ログをあさっていたら、
町内会長がやってきて、
今度、近所の小学校で行われる
学区内の運動会に出場してくれとのこと。
 
小学生の子供などいないのだが、
そのあたりはあまり関係ないらしい。
 
これまでもこのブログでは数度にわたり、
かつて競技スポーツ経験がありながら、
長年の運動不足による体力の低下を嘆いてきたので、
もし出場すれば、恐ろしい運命が待ち受けているかも知れないことは想像に難くない。
 
しかし、近所付き合いということもある。
こう見えて小学生の頃は地区対抗のリレーの選手、しかもアンカーだったのだ。
とりあえず体力の消耗が少なく、個人の責任の軽い綱引きなら、という条件で出場することにした。
 
こうなると、運動会など何年ぶりだろうと、少しテンションが上がってきた。
ソファに座って、自分が綱引きの綱を引いているところを脳内シミュレーションしていると、
ハッと気付いた。
 
靴がない!
 
そう、普段運動から遠ざかっているために、街中用のウォーキングシューズばかりで、
運動のできるスニーカーのようなスポーツシューズが一切無いことに気がついたのだ。
 
そういえば今日、お誂え向きにスニーカーショップのセールチラシが入ってたことだし、
明日あたり買いに出かけてくるか。
 
しかしピカピカの靴を履いて出場するのは、年甲斐もなく張り切ってそうで恥ずかしい。
買ってきた靴はそのまま下ろさずに、少し汚してからデビューさせることにしよう。
叩いて擦って、砂場に埋めて、ついでに鍋で一昼夜煮込んでみようか。
目標は、少林サッカーでチャウ・シンチーが履いていた靴である。
 
…出場を断られるかも。
 

 
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