このブログも秘伝の駄文を、注ぎ足し注ぎ足し使ってます。2008/07/24

このブログも秘伝の駄文を、注ぎ足し注ぎ足し使ってます。
今日と8月5日は土用の丑の日である。
今夜、我が家の食卓に鰻が上がるかどうかはともかく、
平賀源内のお陰で、鰻店はこの日は書き入れ時だ。
 
一説には大伴家持が元祖だという人も居るが、
そんな事はどうでもよろしい。
うまい鰻が食えさえすれば、
日付などいつだって良いではないか。
 
ところが昨今、例の中国産鰻の問題で、
状況はちと様変わりだとか。
国内産の鰻が人気で、値段が跳ね上がっている。
それに目をつけた業者が、
国内産だと偽って売ってたりするのでややこしい。
 
それにしても、鰻といえば蒲焼がほとんどだが、他の料理法はないのか。
白焼きなどもあるにはあるが、それほど人気はない。やはり蒲焼なのだ。
要するに、御飯がバクバク食べられる料理が日本人は好きだ、という事なのだろう。
鰻が好きなのではなく御飯が好きなのだ、と言えば言い過ぎか。
 
ところで、老舗の鰻店などでは、
「創業以来何百年、注ぎ足し注ぎ足しした秘伝のタレ」などと謳っているが、
本当にその方が旨いのか?
鰻店に限らず、タレなどを長年注ぎ足し注ぎ足し使っている店は多い。
 
前日まで使用したものに足せば、更に旨味が凝縮するという考え方なのだろう。
雑菌も、熱を加え続けていたりするし、濃い塩分や糖分濃度のために繁殖しにくい。
しかし、いくら安全性に問題がないと言っても、変性するという事もあるのではないか。
 
以前、発売当初の、今から何十年も前のボンカレーを試食してみるという番組があった。
レトルトの中に雑菌は1匹も発見されなかったが、匂いはカレーとは言いがたく、味も別物だったとか。
時間の経過が、食物を変性させるというのは十分考えられる事だ。
それは必ずしも良い方に変わるとは限らないのではないかと思う。
 
と、こんな適当な事を考えているうちに、何やら良い匂いがしてきた。
話の流れから、鰻か、カレーか、どちらだと思いますか?
 
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