夏本番ともなれば、
毎年のように取り上げられるのが、怪談である。
ホラー映画が公開されたり、
深夜のテレビで放映されたりしている。
　
怖い話を聞けば涼しくなる、という事で、
夏の風物詩ともなっている訳だが、
本当に涼しくなるのだろうか。
ゾッとするのと涼しいは違うと思うんだが。
　
怪談を語る名手もこの時期は引っ張りだこであろう。
一時期のブームほどではないが書き入れ時ではないか。
しかし、名手と言われて有名なあの人など、
ちと滑舌が悪くて、
何を言っているのか分からないときがある。
えっ最後のオチが聞き取れなかった、何と言ったの？では名手の名も泣くというものだ。
　
お化け屋敷なども現代風になっており、昔ののどかなものとは様変わりである。
ただ、これはちょっと悪趣味ではないか、何かを冒涜してないかと思えるものもあるようだ。
単にグロテスクなものを見せるのではしょうがない。更なる進化を望みたい。
　
ホラーものが一切ダメ、という人も多い。
そういう人によると、ホラー映画や怪談、お化け屋敷、肝試しなどを受け付けないのはもちろん、
ホラー映画のCMもダメなのだ。
うっかり見てしまわないように、そういうCMをやるときは、
直前にそのCMを流す旨の予告を入れてくれと主張している。
まあ、分からんでもないが、実現する可能性は低いと言わざるを得ない。
　
このような怪談にまつわる話をしていると、霊が集まるなどと言われる。
私の背後にも何かが集まっている。
うっ、くそー、またやられた。痒〜。