次は我々が目撃します。2009/07/23

次は我々が目撃します。
あれほどブログに書いておきながら、
日食はさっぱり観測できなかった。
 
どんよりと雲が覆い、
ただでさえ、部分食でテンションが上がらないのに、
全くついてないのである。
 
金と時間をかけて悪石島で待機していた人たちは、
ある意味忘れられない思い出にはなったであろうが、
やはりお気の毒としか言いようがない。
 
一年前に考えた計画が実行されれば、
屋久島も天気には恵まれなかったようなので、
いわばあれは私の姿だったかも知れないのだ。
 
それでもあたりが深夜のように真っ暗になる体験はそうそうできるものではない。
むろん晴れ上がった空に黒い太陽がうかび、星がまたたく様子が見られるに越した事はないのだが。
 
しかし、隣国のように気象コントロールしてまで晴れにする発想というのはいかがなものか。
実際には今回、人工消雨は行われなかったようだし、上海なども雨模様であった。
だが昨年のオリンピックの際は行ったとされ、それ以外にもしばしば実行されていると聞く。
 
深刻な干ばつなどの対策として、小規模に行うような場合でも慎重さが求められるだろう。
皆既日食のような大自然の驚異的な現象を目の当たりにすれば、
自然への畏敬の念がおのずと湧き出てくるのではないかと思うが。
 
悪天候の地域が多かったとはいえ、各地で様々な観測がなされたに違いない。
夏休みに入ったばかりの小学生にとっては、
日食眼鏡越しの部分食とはいえ、充分に科学的興味を引かれた事だろう。
 
日本以外の事はあまり調べていなかったので、今回の報道で知ったのだが、
次回の皆既日食は、来年7月11日イースター島で見られるとの事。
モアイの肩ナメのコロナの撮影をもくろんでいる人は、世界中にどのくらいいる事やら。
 
まさかと思うが、
雨に濡れてしょんぼりしたモアイの行列を撮影する事になったりするかもよ。にやり。
 

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