ほとんど屋内で活動し、声を張る機会が少ない。
打ち合わせでも低い声で通すし、
「え？」と聞き返されても、
ゆっくりしゃべるだけで、やっぱり声は張らない。
　
若手のお笑いなら、師匠に説教されるところである。
つくづくタレントでなくて良かったと思うこの頃だ。
　
なにしろ最近では、
小泉元総理のモノマネしてるのかと思われたりする。
もちろんそんな訳はないのだが、
何とかしなければならないのだろうか。
　
学生の頃、体育会系のクラブに入っていた頃は、
よく声を出させられた。
これ意味あるのかな、と思いつつ、自分の耳がおかしくなるほど全力で声を出したのもである。
後にも先にもあれほどの大声を出した記憶はない。
　
あれから幾星霜。
最近、久しぶりに打ち合わせで激論になり、大声を出してしまった。
ま、普段の私にしては、という但し書き付きではあるが。
それほどの言葉数でもなかったのだが、かなり喉が痛くなった。
たったあれだけで、情けなや。
　
この十年の間に、カラオケでさえ、ほとんど行ってない。声を出す機会はいよいよ無くなってきたのだ。
更に喉の軟弱化は進んでいることだろう。
ただでさえ滑舌が悪いというのに、声を張らないのでかなり聞き取りづらいはずだ。
電話だと増幅に頼るせいか、更に聞き取りづらく、何度も聞き返される。
やはりこのスパイラルから抜け出さなければなるまい。
　
どこか河川敷にでも行って、後ろに手を組んで発声練習でもしようか。
風体ともあわせて、怪しすぎてしょっぴかれないか心配だが。
　
あるいは、小泉元総理のモノマネを極めるっていうのもいいかな。
え？今更だし、誰でも出来る？
やはり河川敷行きか。