水面に映るナルキッソスが愛した少年。2008/08/16

水面に映るナルキッソスが愛した少年。
最近、HDのビデオカメラで、
撮影したりされたりすることが多い。
 
タイトル画像のSONY HDR-SR12である。
ほとんど価格差がなかったので、
HDD容量がSR11の倍のSR12にしたのだ。
 
それほど軽いとは言えないのだが、
その時点では、最も美しく記録を残せると判断した。
 
しかしおそらく今後HDD記録は、
SSDに置き換わると思われる。
大幅な高速化と、対衝撃性能の高さなどから、
それほど時を経ずして、旧式となるかも知れない。
 
それにしても、撮影された映像は確かに綺麗なのだが、そこに映っている自分の何と不格好なことか。
妙な声で話し、明らかに挙動不審である。
撮影されていることを意識して行動が不自然になるような場合ならまだしも、
全く気付いていない時でも、お前はニワトリかという程、キョロキョロしている。
 
ビデオ映像に映った自分を見て、私のような気分になる人は多いようだ。
声を録音した時の違和感もそうだが、映像は鏡に映ったものと当たり前だが、左右が逆転している。
そこからくる通常自分の姿と考えているものとのギャップがあるのだろう。
写真でもそれはあるはずだが、動画での違和感は大きい。
 
テレビに出演しているタレントや俳優たちはそのような感覚はないのだろうか。
無論そんなものがあったのでは仕事にならないのかもしれないし、もう慣れっこになっているのだろう。
あるいは、はじめからそんなものはなく、
私のように映像を見て自己嫌悪に陥るような人間は、タレントに向いてないのかもしれない。
自分の映像を見て、「俺ってイケてる」と思わなければやってられないとか。
 
そんなことを書きながら、実は私もすでに慣れてきているのだ。
それどころか、「ちょっとかっこいい?」とか思いかけてきてたりして。
んなワケねーだろ。
 

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